目次
過去の経験がトラウマになる
トラウマとは何なのか
「トラウマ」という言葉は、今では当たり前の表現となっていますので、あなたも知っている言葉だと思います。
トラウマとは、何だと思いますか。
それは過去に衝撃的に嫌なことがあったり、恐怖や絶望を感じたりすることで、忘れることができなくなった記憶です。
フロイトの精神分析学
これは、心理学者フロイトが精神分析学でとなえた原因論により、提唱された内容です。
トラウマが原因となって、無意識な状態で考えが決まってしまいます。
このトラウマにせいで、自分では抑えきれない感情が発生します。
トラウマになる原因について
強く残った記憶
先ほど話しましたが、トラウマは過去の経験が原因で記憶に残り、無意識に発生します。
この場合、同じ体験をした全ての人がトラウマを持ってしまうことになります。
しかし、同じ体験をしても、トラウマウにならない人がいます。それどころか、その経験を糧に大きく成長する人もいます。
トラウマウになる人とならない人の違い
この違いは何なのでしょうか。
それは、過去の経験に対してその人がどのように考えるかで大きく変化します。
例えば、交通事故にあい、骨折や一時的に意識不明の重体になった人がいたとします。
その人は、この経験を元にどのように考えるかで、今後が分かれてきます。
まずは、
「とても怖い思いををした。」
「もう2度と味わいたくない。」
「道路を渡るのが怖い。」
と考えてしまうとトラウマとなります。
その結果、道路に渡るのが怖くなり、足がすくんで渡れなくなります。
これに対して
「事故はしたけど、死なずに済んでよかった。」
「骨折はしたけど、ほぼ元通りになってよかった。」
「次からは、道路を渡るときは、必ず車が来てないか確認してから渡ろう。」
と考えることでトラウマになるどころか、自分の成長につながっています。
このように、考え方の違いで未来は変えることができます。
私も過去に交通事故を経験し、少しの間、意識不明の重体になったことがあります。
その結果、車の急ブレーキの音を聞くと、事故のことを思い出し、嫌な気持ちになっていました。
しかし、先程の例と同じように、
「事故はしたけど、死なずに済んで、後遺症もなく元気に生活できるている。」
「道路を渡るときは必ず車を確認しよう。」
と考えを変えてトラウマではなくなってきました。
トラウマは克服できる
過去は変えれないが、今は変えれる
経験したことは変えれません。
しかし、今の自分の考えや行動は変えれます。
自分が成長する考え方を意識的にすることで、トラウマを克服することができます。
これからの考え方
衝撃的な経験をしたとき、ネガティブな考えを意識せずに、自分の成長に導くポジティブな考えを意識してください。
「過去の経験は変えられない。」
「すべての経験は成長の糧になる。」
この考え方です。
そして、そんな自分を受け入れることを自己受容と言います。
自己受容について、詳しく説明した記事をこちらで紹介しています。
あわせて読みたい