自分でなんでもしようとしても限界がある
人は助け合って生きています。
最近は、便利な道具が増えて、あたかも自分一人でなんでもできると勘違いしがちになりやすくなっています。
そのせいで、自分でなんでもしようとして、できないこともできてしまうと錯覚し、自分を追い込んでいる人が増えています。
確かに、メールをすれば一気の数十人、数百人の人に情報を伝達することができます。
しかし、その数百人からそれぞれ、違う質問が次々と帰ってきたらどうしますか。
全て自分で、対処できますか?
とてもじゃないけど、できません。
でも、送れるのだから、再度返答もできるだろうと、自分で錯覚してしまうだけではなく、周りも同じ錯覚をしてしまうことに怖さがあります。
自分ではどうすることもできなくなった時でも、周りに助けを求めることができなくなるからです。
そうなる前に、しっかりと現状を理解し、周りに説明して助けを求めることができるように意識しておくことが大事です。
助けを求めることは、迷惑でもありませんし、恥ずかしいことでもありません。
困りに困った後に、だれにも相談できず自分が壊れてしまっては大変です。
長所と短所でお互いを協力し合う
先ほどは、一見最初はできても、多くのことを一人ではしきれないことになると話しましたが、一つのことに対しても、同じことが言えます。
新しい、製品を作るにしても自分一人で考え・作るには限界があります。
なぜなら、一人では得意なことと、苦手なことが必ずあるからです。
だから、自分の短所の部分を、長所として持っている相手と協力し合って初めて、思うように前に進んでいきます、
例えば、今や世界中に売れている、iPhoneを世に広めたスティーブ・ジョブズですが、このスティーブ・ジョブズが設立したappleは、彼だけの力で大きくなったわけではありません。
そう、それはもう一人の設立者ウォズニアックの存在があったからです。
実は、スティーブ・ジョブズはパソコンの設計が得意ではありません。ウォズニアックがappleのパソコンを設計し、作り上げているのです。
しかし、ウォズニアックには、ビジネスをするのが苦手だったため、せっかく作った優れたパソコンを世に広めることができていなかったところ、優れたビジョンを作り、交渉することが得意であったスティーブ・ジョブズと出会うことで、パソコンを世に広めることができるようになったのです。
そして、Macを広め、iPodが世界中に売れ、今や世界のスタンダードになった「スマートフォン」iPhoneを世の中に広めることができるようになりました。
ここまで、出来たのはお互いに長所を生かし、短所を補い合うように協力し合った結果です。
恥ずかしがらずに助けを求める
ここまでくれば、「もう自分一人でなんでもできる」とは思わないですよね。
後は、素直に助けを求めるだけです。
恥ずかしがることなんて、1ミリもありません。
人は、絶対に自分一人では全てできることなんてないのですから。
自分でできることは人それぞれ違います。
違っていいし、違って当たり前です。
そこで、他人と比較して、遠慮する必要もありません。
人は誰かを助けることで自分を成長させ、前に進むことができます。
助けられた人もまた、それにより自分が成長し、前に進むことができます。
そして、お互い助け合うことで、さらに前に進むスピードが加速します。
これに気づいたあなたは、きっとこれから先の困難に立ち向かていく勇気を持つことができます。
「そうだ、助けあって、困難を乗り越えていこう!」