あなたは聞くことで得られる情報の影響力をしっていますか?
音楽を聞く。
ラジオの方法を聞く。
人の話を横で聞く。
この聞くだけの情報でも、すごい影響力を持っているんです。
今から、そんな話をしていきます。
聞くとなにがすごいのか
ことわざで「百聞は一見にしかず」をご存知ですか?
「人から何回も同じことを聞いて理解したつもりでも、自分の目で見て体験する理解には及ばない。」という意味で使われます。
他には、「第一印象は見た目でほぼ決まる!」と良く言われます。
このように、目でたときの情報はとても理解がしやすく、覚えやすいことが分かります。
一見、聞くより見た方がより多くの情報がえられます。
実際、心理学の世界では五感でえられる情報量は以下のように言われています。
- 視覚:83%
- 聴覚:11%
- 嗅覚:3.5%
- 触覚:1.5%
- 味覚:1.0%
アッ!このまま、話を続けると「やっぱり、視覚の影響力が強いんだ」となってしまいます。
と、思いきや、実はここに「聞く」の隠れた凄さあります。
以前に私が書いた「第一印象って本当に大事なの?」ブログの一部で解説したメラビアンの法則ではこのように書かれています。
心理学の世界では、メラビアンの法則とよばれるものがあり、3~5秒の間に印象が決まると言われています。
また、特に以下の3つの感覚から得られる情報により、印象が決まります。
- 視覚情報 55%
- 聴覚情報 38%
- 話の内容 7%
これを見てもやはり、視覚の情報が一番影響力が高いと言えます。
でも、よく見てください。
ここに重要なことが証明されています。
気づきませんか?
気づいたあなたは素晴らしい。
そうなんです。
視覚でえられる情報は83%もあるのに、影響力は55%と下がっています。
逆に聴覚でえられる情報は11%と少ないにも関わらず、影響力は38%と上がっています。
つまり、聴覚でえられた情報の影響力は345%にもなるんです。
視覚の影響力と比べると実に523%も高いんです。
どうですか、「聞く」の影響力ってすごいでしょ!
聞いたことがあなたの行動に影響する
聞くことで得られた情報が、あなたの行動や考え方に大きく影響します。
聞く影響力を確かめるために、こんな実験も行われています。
100人村実験と呼ばれる心理学の実験です。
そこでは100~200人の規模の村を作り、人々がどのように行動するかを観察・分析する実験です。
実験ではこの村の人たちに「この村は不景気だ」という情報をひたすら聞いてもらいます。
毎日、何回も聞いてもらいます。
まるで、ラジオで流れる経済のニュースのように。
すると、村の人達は段々買い物をひかえるようになったのです。
実際にはこの村は不景気ではありません。
ただ、「この村は不景気だ」という情報をひたすら聞いただけです。
このように、人は聞いた情報によって自分の行動や考え方に影響されてしまったのです。
そして、この情報と矛盾しない行動を自然としてしまっていたんです。
聞く情報を意識して選ぶ
聞く情報はあなたにとって、非常に影響力があり、重要であることは分かっていただけたでしょう。
そのため、聞く情報を自分で意識して選ぶことで「あなたの考え方をあなたの思い通りにいくらでも変える」ことができると言うことです。
さきほどの「不景気」の情報を聞き続ければ、ネガティブな考え方になりやすいです。
逆に「好景気」の情報を聞き続ければ、ポジティブな考え方になりやすくなります。
明るい情報、楽しい情報をあなた自らが選んで聞いていれば、あなたの考え方も明るく、楽しい考え方に変わっていきます。
考えが変わると行動も変わります。
人は意識に矛盾が生じたときに不快感や緊張感を感じる「認識的不協和」という心理が働くからです。
例えば、「美味しいものをいっぱい食べたい!」という意識と「食べすぎると太る」という意識が同時にあらわれて矛盾が生じているような時です。
この時「認識的不協和」が働き、この矛盾をなくそうとします。
そこで、「食べる量をひかえる」や「食べた分、運動する」といった行動に出ます。
明るい考え方、楽しい考え方になれば、自然に行動も明るくなるための行動、楽しくなるための行動になります。
それでも、「ネガティブな情報ばかりで、明るい情報なんてない」と悩んでいるあなた。
そんなときは自分で意識して考え方を変えることをしてみてください。
私の過去ブログの以下のカテゴリーにいっぱいその方法を書いています。
<カテゴリ>
あなたの明るい未来を願い、最後にもう一度言います。
自分で明るい情報、楽しい情報を選んで聞くように心がけて行きましょう!!
あなたの考え方も明るく楽しくなります。
そして、しあわせな未来があなたを待っています。