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ポジティブな気持ちが幸せを呼ぶ

2023年8月27日

ポジティブな気持ちが持つ力

日々の生活をポジティブな気持ちで過ごしていれば、何事もうまくいきます。

ただの気持ちの問題ではないのかと言われるとそうではありません。

ポジティブな気持ちが幸運を呼び寄せてくれるのは事実です。

よく皆さんは、「仕事が成功しているから、しあわせな気持ちになる」のであって、「しあわせだから仕事が成功する」のではないと考えてしまいます。

では、実際どちらが正しいと思いますが。

これを解決するために、心理的な実験が行われました。

ポジティブな人ほど成果を残す

ドイツにある、エアランゲン・ニュルンベルク大学のアンドレア・アベルが実際に実験を行いました。

大学に在学している、あらゆる学部の学生たち1336名について、卒業1年後、3年後、7年後、10年後まで追跡調査を行いました。

もちろん彼らは、いろいろな職業について、働いています。

客観的な成功は、月収に応じてポイントを付けます。

月収0ユーロの場合は0ポイント。月収1万ユーロの場合は11ポイントして、測定をしました。

更に、出世した回数でも、ポイントを加算しています。

これを客観的な成功の指標として使用しました。

次に、主観的な成功もポイントを付けました。

こちらは、本人の満足度でポイントつけました。

そして、10年後、この客観的な成功のポイントと主観的なポイントの関係を調査したところ、「主観的な成功のポイントが高かったから、客観的な成功のポイントが高かった」のです。

客観的な成功のポイントが高かったから、主観的な成功のポイントが高かった傾向が弱かったのです。

つまり、「仕事が成功しているからポジティブ」ではなく、「ポジティブだから仕事が成功している」のです。

普段から、「自分はラッキーだ」とか、「いつもうまくいっている」、「毎日楽しくてたまらない」と思いながら、仕事をすれば成功に繋がっていきます。

困難な仕事を任されたって、ポジティブに考えてください。

必ず、ポジティブが結果がやってきます。

幸せの数

ポジティブな気持ちが幸運を呼び寄せるのは、もう一つの理由があります。

一日を過ごして、寝る前に振り返って見ると、ガッカリすることや嫌なことが思い出されることが多く、「今日はあまり、良い日ではなかったな」なんて考えていたりしませんか。

では、本当に良い日ではなかったのでしょうか。

実は、そんなことはありません。

良いことも起こっていたはずです。

人の記憶は、「ポジティブなこと」より、「ネガティブなこと」の方がより強く残りやすくなっています。

例えば、上司に仕事のデキを褒められて気分が上がった後、お客様からクレームがあり、気持ちが落ち込んでしまったなんてこともあるかと思います。

この出来事が、同じ日に起こった場合は、どちらの方が心理的に強い影響を及ぼすのか。

それは、後者です。

ポジティブな事があっても、ネガティブな事があれば人は、落ち込んでしまいます。

せっかくポジティブな事があっても、忘れてしまいます。

いくら、多くのポジティブな事が起こっても、ネガティブな事が起こることでその気持は上書きされてしまいます。

では、実際に「ポジティブな事」と「ネガティブな事」のどちらが多いのか、実験で検証されました。

アメリカの大学で、ある製造業の企業にアンケートを取りました。

社員に対して、一日の中で定期的な時間に「ポジティブな事」と「ネガティブな事」それぞれ起こったことをメモしてもらいました。

例えば、「上司からジュースをおごってもらった」とポジティブを事メモしたり、「仕事でミスをした」とネガティブな事をメモしてもらいました。

その結果、驚くことに「ポジティブな事」が「ネガティブな事」の3~5倍ほど多かったのです。

しかし、社員に一日の感想を聞くと、落ち込んでいる人が多かったのです。

これは、ポジティブな事より、ネガティブな事の方が5倍も気持ちに影響を及ぼしていることになります。

たった一回のネガティブな事が、その日全体の印象に大きく影響し、気分が落ち込んでいたのです。

ポジティブが気持ちが成功を呼び寄せる理由は、もうおわかりですよね。

ポジティブな事の方が、ネガティブな事より多いのが当たり前なので、そもそも成功に近づいているのです。

ただ、人はネガティブな事ばかりを覚えているため、ポジティブなことを忘れ、成功していないと勘違いし、気持ちが落ち込み、なる気がなくり、仕事への意欲も失い、結果を残せなくなっているだけなのです。

ポジティブな気持ちを持つということは、より多く起きたポジティブな事に意識を持っていき、ネガティブな事の記憶を上書きすることなのです。

朝起きて、「今日も良い朝だ、楽しい一日の始まりだ」と思い、寝る前に「今日も一日良い日だった」と思ってください。

そして、一日で起こった、ポジティブなことを寝る前に日記として、メモしてください。

そうすることで、ポジティブな事が記憶に残り安く、気持ちも上がります。

気持ちが上がれば、やる気も上がり、仕事も集中しやすくなり、成功しやすくなります。

そして、自分に充実感が持つことができ、しあわせな気持ちを得ることができます。

これからは、ポジティブな事に注目していきましょう。

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