コンフォートゾーンとは!?
あなたはこの「コンフォートゾーン」という言葉をご存知ですか?
「えっ?何それ!?」と思うでしょう。
知らない人が多いので、知らなくても大丈夫です。
コンフォートゾーンとは「自分がいつもいる落ち着くところ」のことを示す心理学用語です。
ウィキペディアでは以下のように書かれています。
コンフォートゾーン(英語:Comfort zone)とは、「快適な空間」を意味する語である。心理学などでは、ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所を指す。
コンフォートゾーン - Wikipedia
ひょっとして、私の説明よりこのウィキペディアの方が分かりやすかったでしょうか。
何となくイメージはわいてきましたか?
例えば、「自分の部屋」だったり、「お風呂」や「いつも行く公園」だったりします。
私の場合は、「トイレ」もコンフォートゾーンになっています。
なんだか落ち着くんです。
このように、自分がそこにいることがすぐに想像でき、安心できる場所なのです。
なぜ抜け出さないといけないの?
コンフォートゾーンの中にいれば安心して自分のしたいことができるので、集中できて勉強などは効率がよいのでは?と考えますよね。
それは正解です。
なにも、いつも抜け出す必要はありません。
一番分かりやすいのは、新しい発見をしたいときにコンフォートゾーンを抜け出すのがいいんです!
先日、まさに起こった出来事です。
鍋を食べようとスーパーで友人と食材を買っていた時です。
私の友人はいつも豆腐は「絹ごし」を食べていました。
そこで、私が「たまには木綿豆腐食べてみたら?」と言ったのです。
友人はすぐに「いや、いつも絹ごしだから、今日も絹ごしだ!」と言って絹ごし豆腐を手に取りました。
そこで、私は「じゃあ、私は木綿豆腐食べる。」と言って、同じかごに木綿豆腐を入れました。
友人は渋い顔をしながらも、買い物を続け一通りの食材を買い終えました。
そして、家に戻り、さあ鍋の準備です。
食材を入れている時に、友人が絹ごし豆腐を入れた後、私がおもむろに木綿豆腐を半丁入れました。
そうしたら、友人が「おい!絹ごしと分からなくなるじゃないか!」と言われましたが、私は「いやいや、さすがに形で違いが分かるよ。表面もギザギザしてるし、穴も開いてるし。」と言って説得しました。
この時の鍋のもとは豚骨ベースのスープを使っていました。
ぐつぐつと煮立ち、さあ完成!
もちろん友人は絹ごし豆腐を探し、それを自分のお皿にいれ他にも鶏肉やネギ、しらたきなど入れておいしそうに食べていました。
そして、「いや~やっぱ入り、豆腐は絹ごしだね!ツルっとした触感と喉ごしが最高だね!」と言って、食べいました。
そこに、私がそろりそろりと、鍋の中で友人側にあまりぶつぶつしていない木綿豆腐をそっと近づけました。
友人は案の定その木綿豆腐を自分にお皿にいれて食べたのです。
すると友人から出た言葉は
「あれ?なんかいつもと違う!」
「うわ、木綿豆腐食べてしもうた!!」
「ん?でも、なんかうまい気がする!」
「いつもより、歯ごたえがあって、味も濃く、香りも強い。」
「えっ!木綿豆腐ってこんな感じだったの!!」
と木綿豆腐の魅力に気づいてしまったのです。
あなたはもうお気づきですよね。
そうたった今、友人はコンフォートゾーンを抜け出したのです!
私の手により半強制的にね(^◇^)
なにも、場所だけではありません、いつも自分がしている安心できるものであれば食べ物でも、音楽でも、通勤ルートとでもコンフォートゾーンは存在するのです。
同じ豆腐であって、たかが「絹ごし」と「木綿」違いであっても確かに友人は抜け出したのです。
その結果、新しい発見と感動を手に入れました。
すると、いつも食べていた絹ごし豆腐をやめて、いろいろな料理に木綿豆腐を使うようになりました。
新たにレシピが増え、よりおいしい料理が作れるようになったのです。
どうですが、今までとは違うことをするとこんなにも良いことが起こるんですよ。
抜け出す勇気を持ってみる
今回は私が誘導してしまったのですが、コンフォートゾーンは自分の力で抜けた方がより良い発見や成長につながっていきます。
最初は友人や家族、周りの人に助けてもらってOKです。
少しづつ、抜け出すことに慣れていけばいいんです。
何度かしていくと、自分にコンフォートゾーンを抜け出す勇気がついてきます。
そして、新しい気づきを得ることに満足感や喜びを感じるようになります。
これを続けていけば今まで自分が知らなかったこと、気づかなかったことをどんどん吸収していきます。
いつの間にか、いろいろなことができるようになります。
そして、自分が成長していることに気づくことができるでしょう。
最初は少しでいいんです。
なんでもいいんです。
いつもと違うことをしてみてください。
いつもと違う道を行ってもいいです。
朝、着替える順番を変えてもいいんです。
いつもと違う列車の車両に乗ってもいいんです。
玄関で靴を履くときにいつもとは逆の足から履いてみてもいいんです。
少し抜け出せばその分新しい発見や気づきを得ることができるんです。
明日から、さっそく試してみましょう。
そう「コンフォートゾーンを抜け出すんです!!」。