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えっ!性格と価値観って違うの
よくTVやSNSで、有名人の破局の報道を見ることがあります。
そこで、よく登場するフレーズが
「性格が合わなかった・・・。」
「価値観が合わなかった・・・。」
です。
その話を聞くと、「あ~この人たちは合わなかったんだ。」と思います。
そして、「性格」と「価値観」を同じような意味で捉えていませんか。
「違う、違うんです!」
「性格」と「価値観」は違うんです!
「えっそうなの?」と思ってくれたあたなに、この違いを説明していきたいと思います。
性格について
性格の概念
性格は生まれた環境、自分の起こった出来事、関わった人たち、そしてその時々で自分が行動した内容の積み重ねで形成されていくものです。
性格が形成される具体例
例えば、生まれた育った家族がとてもお喋りで、いろんな人と交流することが好きであった場合を考えれみてください。
家族は生まれた来た子にもよく話しかけ、いろんな人が訪れては話しかけてもらえるます。
そして、その子が話をすると「とても話が上手ね」とか、「とても面白いわ」と言われれば本人も人と交流することが好きになってきます。
すると、一人で外に出るようになった時でも、誰かと話すことが無意識にできるようなります。
そこで、一つの性格が形成されます。
「外交的」という性格です。
逆に、あまり話をしない家族の元で育ち、人と交流する機会もほとんどなく、自分から話かけないような生活をしていると「内向的」になっていきます。
これはあくまで一例なので、全ての人が同じ様に性格が形成されるわけではないことを私も理解しています。
性格が形成されるポイント
自分がどの様に行動してきたのか、それが重要なポイントになってきます。
性格とは長年積み重なってきたことで、無意識に判断される思考傾向の源みたいなものです。
価値観とは
価値観の概念
価値観とは自分の置かれた環境や得られる情報がタイレクトに影響するものであり、自分自身が判断するときに使う優先順位みたいなものです。
価値観の違いが現れる具体例
例えば、会社で働く人達の価値観の違いについて話します。
<50代以降の世代>
「終身雇用が当たり前、一度就職した会社の為に働き、転職するなんてもってのほかだ!」
という価値観を持つ人が多い傾向があります。
<30~40代の世代>
「終身雇用でもいいけど、転職するのもありかもしれない。」
と少し50代以降の価値観と比べると、転職の優先順位が上がります。
<10~20代の世代>
「今の会社が合わないのであれば、転職すればいい。」
と完全に終身雇用より、転職する優先順位が高くなっています。
この様に各世代が受けてきた教育や世の中の状況の影響を受けることで価値観が変わってきます。
これは日本国内での話をしていますが、台湾ではそもそも世代に関係なく、「働くのは自分の為、合わなければすぐに転職」が当たり前の価値観になっています。
私の価値観の変化
私は40代ですので、終身雇用の価値観が強かったのを覚えています。
しかし、今の日本の20代の価値観や台湾の価値観を知り、理解することで私の価値観は変わりました。
今は「今の会社・仕事がどうしても合わなかったら、転職すればいいや!それとも独立かな?!」と考えています。
昔、東京オリンピック招致で流行ったこの言葉「お・も・て・な・し」は、日本という国が古来より受け継いできた素晴らしい価値観です。
日本の接客力や料理は世界中で高く評価されています。
価値観が形成されるポイント
この様に価値観は先ほどの繰り返しなりますが、自分の置かれた環境や得られる情報がタイレクトに影響してきます。
「性格」や「価値観」が合わないからって諦めないで!
「性格」と「価値観」は変えられる
「性格」と「価値観」は変えることができるのか?
答えは「Yes」です。
ですが、価値観のほうがより変えやすくなっています。
なぜなら、「自分の置かれた環境や得られる情報を変えれば価値観も変わる」からです。
「価値観」を変える具体例
最初の話で破局の原因が「価値観が合わない」である場合、一度破局の決断を踏みとどまってみてください。
そして、もう一度考え直してみてください。
価値観は変えられます。
では、どうすればいいのか?
それは合わないと思っている価値観を持った人が、集まるようなところに行ってみてください。
「合わないから行きたくない!」なんて言わないでください。
例えば、私が一人で20代の社会人の集まりに行き「終身雇用が当たり前だ!会社の為に働かないと!」なんて言ってみたら、周りから「は~?何いってんのオジサン!オリロジーとか意味わかんない名前を名乗ってんじゃねえよ!」とみんなから避難されるでしょう。
そして、周りは自由に転職し、成功事例なんかを聞くと「あれ?自分の価値観って間違ってるの?」と気づくことができるでしょう。
もしこれを台湾で体験したならば・・・、想像したくありませんね。
「性格」を変える具体例
次に性格ですが、価値観ほど変えやすいものではありませんが、変えることはできます。
それは、自分が成りたいと思っている性格に合うような行動を意識的に継続することです。
これはなかなか大変ですが、性格を変えることができます。
「性格」は合わせる必要はない?
変えることはできますが、私は性格を合わせなくても良いと思っています。
だって、人ですから。
性格が違うし、合わないのはとても自然なことだと思っています。
パートナーや家族の性格が違うのを受け入れて、合うところは高めあい、合わないところは補い合えばいいんです。
大切なのは相手の性格を受け入れることだと思っています。
まとめ
最後にまとめです。
「性格」と「価値観」の違いに気づきましたでしょうか。
この2つを覚えておいてください。
そして、これから性格や価値観で悩んだ時に、この2つを思い出してください。
きっと、良い方向への道しるべとなるでしょう。