弱点はいざというときに相手に打ち明ける
あなたは、弱点を持っていますか。弱点がないという人はいないと思います。
絶対に持っていないと言い切る人は、おそらく自分の弱点に気づいていないのでしょう。
では、その弱点を気軽に話せますか。
話せないでしょう。
なぜなら、その弱点を言うことが恥ずかしかったり、弱点を言うことで「その弱点を突かれたら困る」と思ったり、「自分の立場が弱くなる」と思ったりするからです。
さらには、「その弱点をばらされたくなかったら、言うことを聞け」と脅されると不安を感じることもあります。
しかし、その不安が実現することは、ほぼありません。
あなたはいきなり相手から、弱点を教えられたらその弱点に漬け込みますか。
迷わずその弱点に漬け込むような人は置いておいて、おそらく相手の弱点を教えられたら、「弱いところを突くのは気が引ける、それはできない」と思う心理が働いて、相手の弱点を避けて行動するようになります。
結果、相手の弱点は守られることになります。
弱点で相手に気をつかわせる
時に話をしていると、自分が得意ではないジャンルの話で盛り上がってしまうことがあります。
でもそんなとき、「実は私はその分野が得意ではないんだ」と素直に話せば、相手も気を使ってその話をならべくしてこなくなるでしょう。
例えば、ワールドカップがあった、バスケットの話を持ちかけられた時に、「バスケットのことは全然わからないんだ」と話せば、相手も少し気を使ってくれます。
他には、お金に困っている友人から、相談を持ち掛けられた時、相手が話し始める前に「今、自分が勤めている会社が倒産寸前で、給料が激減し、もうすぐリストラされるかも・・・」と先に話してみると、相手も気を使い、借金の話はできずらくなります。
仕事の時でも、あらかじめ同僚や上司に「自分は要領が悪くて、努力してもなかなか上達がしないんです」とか、「決断力がなくて、なかなか決められないんです」などどいっておけば、周りは少し気を使ってくれて、仕事をミスした時や、なかなか判断ができない時、多めに見てくれることがあるでしょう。
こんな感じで、弱点をあらかじめ相手に伝えると気を使ってくれるため、自分にとって穏やかな時間を過ごすことができるようになります。
ただ、あまり努力をしていない態度を示したり、手を抜いているところを見つかってしまうと元も子もないので、あくまで、弱点は弱点として伝えるだけで、努力は怠らないでください。
ダメな自分を伝えて好意を上げる
弱点は恋愛の場合でも、意外な効果を発揮します。
例えが、仕事が優秀な男性が「この前、仕事でミスして、結局そのプロジェクトが遅れてしまった」と弱みを見せた時、女性は普段との違いに意外性を感じ、「私にだけ本音を言ってくれた」と感激します。
そして、「頼られたからには、私がこの人を支えてあげたい」と自分の必要性を強く意識します。
相手が心を許し、精神的に頼りにしてくれているという事実が女性のプライドを大いに満足させるのです。
そして、二人の関係性が強く結びついて、より深い仲になっていくでしょう。
ここで、注意が必要です。
弱みは日頃見せないから、効果があるのです。
日頃から、弱みを見せていてもそれは、ただ、頼りにならないダメな男にしかなりません。
くれぐれも、やり過ぎないようにしてください。