広告 自分の思考

自分の行動の目的を意識すると行動が変わる

2023年10月25日

2つの考え方

人の考え方には、大きく分けて2つあります。

これを、心理学では「原因論」と「目的論」と呼んでいます

原因論とは、ある出来が自分に起こった為に、自分の考えや感情が形成され、それが無意識のうちに自分の行動を決めてしまっていることです。

例えば、子供のころ、仲の良かった友達と遊んでいた時に、いきなり自分を置いて友達が帰ってしまい、それを知らずに夜になるまで、その友達を探し続けたのですが見つからず、一人ぼっちで泣いた経験をしたとします。

その経験によって、他人は自分を悲しませるだけの存在と感じてしまい、それ以降、人を信じることができずに、対人恐怖症になってしまうことです。

目的論とは、ある出来事が自分に起こった時に、自分がどのように選択するのか決めて行動することです。

原因論では「友達に裏切られた=対人恐怖症」ですが、目的論では、「友達に裏切られた=もう自分が悲しい思いをしたくないので、対人恐怖症を選んだ」ことになります。

このように、原因論では誰もが対人恐怖症になることを回避できませんが、目的論では自ら対人恐怖症を選んでいるので、人によっては対人恐怖症にならないのです。

このように、目的論であれば、自分の行動が無意識のレベルで支配されることはありません。

目的論で考える

原因論で考えてしまうと、同じ出来事を体験した人は全員同じ症状になるということなります。

しかし、そうではないことが分かると思います。

東日本大震災が発生し、大災害を受けた人たちでも、もうこんな思いはしたくないと全員が東北から別の地域へ移住したわけではなく、例え家族を失っていも、元々住んでいた地域に戻り再起を図る人もいます。

目的論で考えると、この違いが理解できます。

起きた出来事はただの事象です。

決して、その人を支配する原因にはなりません。

このようにして考えれば、自分の行動は自分で決めることができると思うようになります。

肯定的な行動に移ることができるようになります。

例えば、子供が学校でいじめにあい不登校になった場合、その子供は「学校に行きたくないから、不登校になった」のです。

決して、学校に行けなくなったから、不登校になったわけではありません。

だから、学校に行きたくなれば、不登校は治ります。

学校にどうしても会いたくないクラスメイトがいるのであれば、学校を転校すれば、また学校に行きたくなり不登校が治ります。

引っ越しなどしない限り、学校は一度入った場所に行かなければならないと勘違いしていませんか。

子供が元気に楽しく学校へ行ってくれるのなら、どこの学校に行っても全く問題ありません。

このように、自分が起こした行動の目的を考えてください。

その目的を変えることで、いくらでも肯定感のある行動に変えることができます。

目的を考え自分で決める

買い物や人生の岐路に立った時、あなたは悩んで決めれないことがあるでしょう。

しかし、これも「決めれないから悩んでいる」のではなく、「決めたくないから悩んでいよう」となります。

決めたくないから悩んでいることに気づけば、決めたくない理由を探すことができます。

その理由がはっきりすれば、その悩んでいることも決めることができ肯定的に行動できるようになります。

最初の例えの友達に裏切られたことも実は続きがあり、一人泣いていた時に心配になった母親が見つけてくれて、泣き止むまでずっと抱きしめてくれたことを思い出せば、人は困ったときに助けてくれる暖かい関係なんだと考えることができ、人に貢献できる人間になりたいと強い信念だって持つことができます。

必ず、その起こった時に自分がその行動をする選択をしているのです。

自分に起こったことが今ある自分のすべての原因であると考えないでください。

これからは、何が起きても目的論で考えていけば、いくらでも肯定的な行動をすることが可能です。

自分にとって、悪いことが起きても決して、悲観的にならないでください。

目的論を思い出し、これからとろうとしている行動の目的をしっかりと考えてください。

何かを決め行動するときに、目的の中に「これからも楽しく生きていくために」というフレーズを必ず入れてください。

そうすれば、自分が行動する内容が全て「楽し生きる」ことにつながっていきます。

別にこのフレーズではなくても構いません、自分にとってプラスになるフレーズあればなんでも良いのです。決して、マイナスになるフレーズは選ばないでください。

ぜひ、試してみてください。

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