目次
自慢話に潜む心理とは
自慢ばかりする人
仕事やプライベートに関係なく、自分の自慢ばかりする人はいませんか。
私の周りにはいます。
何かあると、
「昔は毎日夜の10時まで仕事をしていた。」、
「若いときは、何時間でも泳ぐことができた。」、
「若いときは、一度、問題を解いたらすぐに覚えて、簡単に資格試験を合格していた。」
など過去の実績や武勇伝をすぐに話す人がいます。
自慢をする人が気づいていない心理
このような人たちは自分に自信があり、自慢をしたいから話していると思っていませんか?
実はその行動の裏側には、本人も気づいていない心理があります。
自慢の裏側には
自慢話をする心理の真相
人が過去の自慢をするのは、今の自分に自信がない現れなんです。
今の自分に自身がないからこそ、過去の栄光で自分の実力をアピールしています。
なぜ、そこまでする必要があるのでしょう?
その答えは「劣等感」をごまかしたいからです。
劣等感から劣等コンプレックスへ
人は劣等感を持っています。
劣等感があると、それを乗り越えるために努力や成長するをしていくのですが、乗り越えないままでいると劣等コンプレックスになります。
例えば、
「家にはお金がなかった為、大学に行けなかった。」、
「身長が低いから、モテない。」
などです。
劣等コンプレックスから優越コンプレックスへ
加えて、劣等コンプレックスをさらにこじらせると、このままの状態を維持したくないため、優越コンプレックスがあらわれます。
これは、あたかも自分が優れているかのように振る舞うことで、優越感を味わっています。
この優越コンプレックスこそが、自慢話をよくする人の根本的な心理となります。
自慢話以外にも、地位の高さを強調する人も同じ心理となります。
不幸話も自慢話
また、不幸話をする人も実は優越コンプレックスによるものです。
自分に起こった不幸が周りの人では未体験であったり、自分自身しか理解できない状況を「特別」なものとしてとして考えたり、
周りの人より不幸度が優れている
と感じることで、劣等感をごまかしているのです。
自慢話を聞くときは
聞き方を変えると
今では自慢話を聞くと、
「何かに自信がないんだな。」、
「何かに劣等感を感じ、どうしようもないんだな。」
と思い、その人を一歩引いたところから、優しく見守ることできるようになりました。
また、不幸自慢を聞いたときも、
「注目してほしいのかな。」
「特別感を味わいのかな。」
と思うようになりました。
ストレス軽減
このように聞き方を変えると、ウンザリすることもなくなり、ストレスの軽減に役立ちます。
ぜひ、試してください!