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相手にお願いをするとなぜか好感度が上がる!?

2024年1月5日

「それホント?」と疑っているあなた、ホントです!

お願いをすると好感度が上がります

もちろん、お願いをする内容には注意が必要です。

そりゃ疑いますよね、普通はお願い事すると「そんなの自分でやれよ!」とか「私にはできません!」と言われそうですもんね。

ましてや好きな人には逆に「何かしてあげたい」と思ってしまうのが心理です。

何かしてあげると自分は「してあげたんだから、きっと何か恩を返してくる」とか、「相手はきっと好意的になっている」と期待してしまいます。

そして、知らず知らずのうちに相手に見返りを求めていることが多いのです。

相手は「恩があるから、何か返さないと」と感じてしまい、それが逆に重荷となってしまうことがあります。

そうなるとせっかく自分がしてあげたのに、相手との距離が遠くなってしまう。

何だか寂しいことになってしまいますよね。

「そんなの嫌!どうにかして!」と思っている、あなたにぜひ試していただきたいのが、「簡単なお願いをする」です。

なぜ?お願いするのが良いのか

それは、相手のお願いを聞いてあげた方が、相手に対して好感度が上がるからです。

「そんなのウソだ!」と思うでしょ。

でも、本当に好感度が上がるのです。

これは、こころの錯覚を利用した心理です。

それを証明する心理実験が行われました。

「心理学の実験をするので協力者を募集します。」宣伝し、被験者を集めました。

そして、本来の実験とは全く関係のないテスト行い、その報酬を被験者へ渡しました。

さあ、これからが実験の本番です。

急に主催者側から被験者に向かって「予算が厳しくなったので返却してほしい」とお願いをしたのです。

返却のお願いは、主催者本人から行うのと主催者側の関係者から行う2パターン実施しました。

その結果、被験者が圧倒的に好感度を持ったのが主催者本人からお願いされた時だったのです。

「報酬を返してほしいと」なんとも切ないお願いをしたにも関わらず。

しかも、60セントを返却するより、3ドルを返却した方が好感度が高かったのです。

これは、「お願いを聞いてあげた相手のことを好きになってしまう」ということです。

男性では「好きな相手から頼られる」のがうれしい気持ちがそれに当たります。

女性では「好きな相手から甘えられる」と母性本能がくすぐられるのがそれに当たります。

どうですか?、なんとなくその気持ち分かりませんか?

分かると思ったあなたは恋愛の達人です!

「ここだ!」と思うときに好きな人にお願いしてみてください。

今回の実験ではお金でしたが、できればお金以外の簡単なお願いから始めてください。

そして「あなたにしかお願いできない」と相手に伝えれば、なお効果的です。

嫌われてる人にも有効です

今までは好きな相手や好意を持ってもらいたい相手に対して話していました。

実はこれ、嫌われている人にも有効なんです。

「嫌われている人にお願いしたら、余計に嫌われるに決まっている!」と考えるのが普通です。

しかし、この普通の考えをひっくり返すことができるのが心理学の面白いところです。

それは、「ベンジャミン・フランクリン効果」です。

1700年代に活躍したアメリカの政治家・外交官であるベンジャミン・フランクリンが発見した効果です。

これは、「他人に対して好意を持つような行動をとると、他人に対して好意が上がる心理的現象」です。

この効果を利用した話があります。

ある日ベンジャミン・フランクリンは、政治的に対立していた人物にあるお願いをしました。

お願いを聞いたその人物はそのお願いを受け入れて助けてあげたのです。

その後、二人の関係は良くなっていき対立関係を和解させることができたのです。

そのお願いとは「本を貸してください。」だったのです。

このお願いであれば簡単に助けてあげることができます。

「これくらいであれば」と対立関係であった人物も本を貸してあげたそうです。

その結果、その人物は「あれ?ひょっとして助けてあげるくらいの好意を私はベンジャミン・フランクリンに対して持っているのではないか?」と無意識の内にそう認識していたのです。

そう正にこの行動によって錯覚を起こしたのですが、結果的に良好な関係を築くきっかけになりました。

そうなんです、嫌われている相手には誰でもできそうな簡単なお願いをすれば、「悪かった関係が良好な関係に変化」するきっかけになるんです。

お願いをためらわないで

これまで、話したように「お願いをする」は好きな相手に好意を持たれ、嫌われている相手にも好意をもたれる万能な方法です。

「断られるかも」とか、「嫌われるかも」なんて考えてためらわずに、思い切ってお願いしてみてください。

予想外にあなたに好意を持ってもらえます。

でも、やり過ぎは禁物です。

本当にきっかけを作りたいときや本当に困っている時にだけ、この方法を使ってください。

「お願い」ばかりしているとかえって「自分では何もしない人」と思われて逆効果です。

また、お願いする時も「あなただからお願いするの。」とか「本当に困っているのでお願いします。」など、相手が「助けてあげたい!」と思うようなフレーズを入れてください。

好きな人により好意を持ってもらいたい場合は少し困難なお願い、嫌われている人に好意を持ってもらいたい場合は非常に簡単なお願いをするのがポイントです。

「お願い」はあなたの人間関係をより良くするための簡単で便利な方法なんです!

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