会話の内容を思い出して
生活していると必ず訪れる行動、それは「会話」です。
親子の会話、仕事の相談、夫婦の会話、恋人同士の会話いろいろあります。
この会話の内容を思い出してみてください。
その内容次第で、あなたがその相手と今後どのような関係になるか分かってきます。
好意的な関係をきずいていきたいのであれば、絶対にしてはイケナイ「会話の内容」が一つあります。
逆にいうと、この一つの「会話の内容」を話さないように気をつければ、好意的な関係を築いていけます。
それは、なんなのか?
今から、ご説明しましょう。
イケナイ会話
この会話を読んでみてください。
夫:「今日の朝ご飯はなに?」
妻:「お味噌汁とご飯よ」
夫:「いつも、これだな。他に何か違うものはないのか?」
妻:「ないわよ。作るわけでもないのに、わがまま言わないで!」
どうですか、この会話を読んであなたはこの夫婦が今後、好意的な関係を築くことができると思いましたか?
「いやいや、絶対ムリでしょ!」
そんな声がほとんどだと思います。
なぜ、でしょうか。
それは、絶対にしてはイケナイ「会話の内容」をしているからです。
その内容とは、「相手を否定する」ことです。
こんな実験があったのです。
心理学者ジョン・ゴットマン氏は様々は夫婦の15分間の会話を観察し、3分ごとに区切って、その内容を分析しました。
そして、実験から6年後、参加した夫婦の結婚生活を確認したのです。
その結果、「最初の3分間から、否定的な感情表現が多い会話をした夫婦」の離婚率が非常に高かったのです!
人は否定されるとこころが痛みます。
そして、自分を否定してくる相手を遠ざけようとします。
普段、何気ない会話でも「相手を否定する」と関係は悪くなります。
気をつけなければいけません。
会話は良い方向に
「否定する会話」をしてはイケナイことは分かったと思います。
では、これからどのように会話を進めていけばいいでしょうか。
それは、「肯定的な会話」、「相手もいいと思えることを伝える会話」をすることです。
先ほどの朝ご飯の会話をこの方法で、良い方向に導いてみましょう。
夫:「今日の朝ご飯はなに?」
妻:「お味噌汁とご飯よ」
夫:「いつも、朝ごはんありがとう。」
妻:「何、急に?」
夫:「たまには、焼いたトーストの朝食なんてどうかな?」
「あの香ばしいカオリを感じならが食べる朝食もいいかなって思って。」
妻:「そうね!たまには、焼いたトーストの朝食もいいかもね。」
この会話なら、お互いに良い気分で朝食を変えてもいいかなと思うことができます。
大事なことは相手が受け入れやすい会話を心がけることです。
ここからがポイントです。
まずは、相手に感謝の気持ちを伝えます。(肯定)
すると相手はこころを少し開きます。
次に、相手から「いいね」がもらえる質問をします。(希望)
いい質問であれば、相手は話を聞いてくれます。
こころを開いた状態で、話を聞くと前向きに考えてくれます。
これで、好意的な関係を築いていくことができます。
この話し方をすれば、明日からあなたは「会話マイスター」です!