話をするときに押さえておきたい3つの方法
会話や話し合いをするときは、「自分の話を聴いてほしい」、「相手の素直な意見が聞きたい」、「落ち着いて話したい」などと、思うところであります。
しかし、いざ始まってみると、誰も聞いてくれなかったあり、意見があってもなんだか気持ちの入っていない、こちらの話に合わせた内容であったり、逆に猛烈な反対意見を言われたり、うまくいかないことが多いと思います。
人は、みんなそれぞれ違う考えを持っているので、意見が必ず会うことなんてありえません。
それに、本当に気の合う友人でもなければ、素直な意見なんでなかなか言えるものでもありません。
そんな時、少しでもうまく会話が進むようにしたいのであれば、以下の3つを実践してみてください。
- 参加者に会話を集中させる
- 和やかなムードを作る
- 相手をリラックスさせる
では、どおやってこの3つを実践できるのか説明していきます。
参加者に会話を集中させるには
話し合いをするときにどのような会場を選びますか。
快適な空間を求め、人との間隔も十分にとれる、広い部屋を選んでいませんか。
これでは、参加者は話に集中できない環境になってしまいます。
部屋はできるだけ、狭い部屋を選びましょう。
ただ、これは大勢の参加者を集める場合は、不向きになるので、少人数で行うときに選びましょう。
できれば、部屋の定員をすこしオーバーするくらいがちょうど良くなります。
部屋が狭ければ、人との距離も短くなり、話す声が聴きやすくなります。
なぜなら、部屋が広いと話している声が聴きにくかったり、自分が話し合いの内容とは別のことをしても、周りが気づきにくいため、集中力が分散してしまうからです。
会議でも、広い部屋の場合には必ず、一人や二人、居眠りをしている人がいますよね。
机の下でこっそり、スマホをいじっていたりもしますよね。
これは、主催者から遠いところにいれば、気づかれないと思い込む心理が働いています。
では、狭い部屋であったら、どおでしょう。
自分が何かをしていることが、周りにすぐにわかってしまうので、興味なさそうに聞いていたり、話を聴いていなかったり、居眠りしたら、すぐに目についてしまいます。
そのため、その話し合いに集中する方向へ無意識に導かれます。
互いに、近い距離で顔を顔を合わせることで、意見交換もしやすくなり、おのずと話す内容に熱を帯びてきます。
話し合いの成功には、部屋選びが重要であることが分かると思います。
和やかなムードを作るには
話し合いを活発に行いたいですが、和やかに進めていくことも大切です。
そのためにする方法、机選びが重要です。
普段、話し合いをするときは、長い長方形の机に、人が向かい合うように縦に並び、座っているイメージがありますが、これでは実はリラックスできないのです。
人数にもよりますが、丸い机を選びましょう。
なぜなら、長い机の場合、おのずと席の序列が決まってしまい、それぞれの役割別に座る場所が決まってしまいがちです。
その結果、話し合いをしても、形式にとらわれた内容になり、自由な意見が出てこなかったりします。
対角線上にいる人が、話の内容を聞き取れないこともあり、うまく内容が伝わらなくなったりします。
その点、丸い机の場合、どこに座っても、一通り顔を見合わせることができ、お互い対等な立場で話がしやすくなります。
お互いの距離もあまり遠くならず、話の内容も聞き取りやすくなります。
自由な意見が出やすくなり、お互いが対等な立場でその意見を聞くことができるため、和やかな雰囲気になりやすくなります。
相手をリラックスさせるには
話し合いをするときに、あまり親しくない人がいる場合は、お互い、意識して緊張してしまいますよね。
そんな状況で、答えにくい質問や一歩踏み込んが内容を話し合うことは難しいと思います。
そういう時は、簡単な質問から、話題をうまく広げ、話を進めてくれる人に信頼感が生まれ、もう少し深い話をしてみようと思わることが良いでしょう。
そのためには、相手の趣味の話や最近の話題、好きな動物の話など、本来話し合う内容とは、かけ離れていたとしても良いので、簡単に答えやすい質問を何回か繰り返していきましょう。
相手も、答えやすい質問に回答を複数回していくうちに、話が進み距離感が近づくようになり、本音を話しやすくなります。
3つの方法をうまく利用する
これまで、話したように3つの方法をうまく利用すれば、話し合いがうまく進むようになります。
- 参加者に会話を集中させる
狭い部屋をあえて選ぶ - 和やかなムードを作る
丸い机を選ぶ - 相手をリラックスさせる
本題に入る前に、簡単に答えることができる質問を数回繰り返す
明日からでも、実践してみてください。
きっと、うまくいきます。