やっぱり、年をとると記憶力が低下するの!?
よくある話ですが「年をとると記憶力が低下する」と言われています。
例えば、「急に相手の名前が思い出せなくなった」、「あれ、サイフどこに置いたっけ?」、「昨日読んだ本の内容をスッカリ忘れてしまった。」など。
「年をとると直ぐに忘れてしまい、思い出せない・・・。」と感じているあなた。
今日はそんな悩みを持つあなたに良い知らせがあります。
どんな知らせなのか興味が持ってくれたなら、続きをぜひ読んでください!
年をとると記憶が低下するはウソです!!!
先ほど、話をしました「年をとると記憶力が低下する」はウソです!!!
信じていませんね。
「でも、実際に物覚えが悪くなっているよ!」と感じているでしょう。
そうですね、そう思うのもしかたありません。
昔から言われ続けていることですから。
確かに、アルツハイマー病にかかったり、脳の記憶細胞がなくなっってきてしまっては記憶力は低下します。
しかし、健康な40代、50代、いや70代までは、記憶力は低下しません!
実はこの記憶力の低下は自分で暗示をかけているせいだったのです!
そうあの、「年をとると記憶力が低下する」と言う「言葉の暗示」に!
こんな実験が行われました。
アメリカの大学でホントに記憶力が低下するのかを確かめた実験です。
18~22 歳の若いグループと60~74歳の年配グループの2つのグループに分けて、実験を行いました。
「年をとると、どれだけ記憶力が衰えるかを調べます」と伝えて、単語の記憶力テストを行ったのです。
その結果、正解率は若者グループは48%、年配者グループは29%だったのです。
この結果をみると、「やっぱり、記憶は低下するんだ・・・。」と思ってしまいます。
この実験には続きがあります。
次に「言語能力を調べるテストです」と伝えて、再び同じ内容の単語の記憶テスト行いました。
するとこんな結果が出ました。
正解率は若者49%、年配者50%だったのです!!
若いブループと年配グループで同じだったのです。
これはまさに「年をとると記憶力が低下する」と言う「言葉の暗示」にかかっていたことが証明された結果です。
安心してください、「年をとっても記憶力は低下しません!」。
記憶力は低下しない
もう一つ、なかなか思い出せない理由があります。
それは、若い時よりも、年をとったほうが記憶している量が多いからです。
記憶を思い出すときに、情報量が多いと整理がしきれなくなって直ぐに取り出せなくなっているのです。
例えるとこんな感じです。
心理学の本を探しているときに、本棚に一列しか本がなければ本を簡単に見つけることができます。
しかし、図書館のいって心理学の本を探す場合は、かなり一苦労です。
これが、自分の記憶の中で起こっています。
このように、記憶はできてもなかなか取り出せないだけです。
「理由は分かったけど、結局思い出しづらいことに変わりないのでは?」
と思ったあなた。
そんな時、この方法を使えば素早く思い出すことができます。
記憶をカテゴリー別に分けて置いて、そのカテゴリーに紐付けるのです。
例えば、「記憶力の低下」の記憶を、「心理学」のカテゴリーと紐づけて置くのです。
すると、「物覚えが悪くなった」というフレーズを聞いたときに、「あ、これ心理学の情報にあったな」とカテゴリーが思い出され、そこから「記憶力の低下」にひも付きやすくなります。
図書館でいえば、本棚に書かれている分野の表示と同じです。
このようにすれば、記憶を取り出しやすくなります。
どうですか?
記憶が低下していないことに気づくことができたのではないでしょうか。
年をとっても、諦めずにどんどん学び、覚えてください!
それが、あなたの能力向上に必ずつながります!