共通の好きなことがあると仲良くなりやすい
話をしている時に、ふと趣味の話になり「えっ!それしてるの!?実は私も同じ趣味なんです!」と言われると何だか急にお互いの距離が縮まった気がしますよね。
そこから、共通の趣味の話で盛り上がり、まるで昔から一緒にいたのではないかと思うくらい仲良くなったりします。
これは、お互い好きなことが一致した時も同じです。
「このコンビニのケーキ好きなんだ」と言わて、「えっ、私も好きなんだ」なんて話になるとここでも盛り上がります。
このように人は同じことを好きになったり、趣味を持っていると共感されていると感じとても親近感がわきます。
でも、共通であるだけだど、仲は良くなるかもしれませんが、そこからさらに仲が深まるかはわからいのです。
「えっ、共通の好きな事や趣味があればこれからどんどん仲良くなるんじゃないの?」と思ったあなた良いところに疑問を持ちました。
実は同じだけではダメなんです。
なぜなのか、これから説明していきます。
共通の好きなことに+αを付けるとさらに深くなる
例えば、自転車が好きでサイクリングが趣味な人がいるとします。
相手と話している最中に「良く自転車に乗るんです!」と話しをすれば、相手も「えっ、私も自転車に乗るんです!」なんて話が合い始めるとお互いが興味を持ち始めます。
そこで、「どんな自転車に乗っているんですか?」となるでしょう。
自分は「クロスバイクに乗っています!」となり、相手は「あ~、私はロードバイクに乗っているんですよ。」となると、同じ好きな自転車ですがちょっとかみ合わなくなってしまいます。
では、コチラはどうなるでしょう。
自分は「ロードバイクに乗っています!」、そして相手も「え~!私もロードバイクに乗っているんです!!こんなところで共通の趣味の人に会えるなんて嬉しいです。」となります。
さらに、「どこのメーカーのロードバイクに乗っているんですか?」となり、自分は「ジャイアントです。」、そして相手も「本当ですか!私もジャイアントなんです!!すごい!ここまで一緒何て・・・。」となったら、もうお互い親友にでもなって気分になります。
そうなんです、この違いです。
例え同じ趣味を持っていても、浅いところで違ってしまうとなんかしっくりしませんが、さらに深い部分でも共通していることが大事なんです。
先ほどの、自転車の話でもお互いジャイアントのロードバイクを乗っているところまで同じとなると、もうお互いが相手のことに興味深々です。
この後、一緒にツーリングに行って、そのまま付き合ってしまうんじゃないかと思うくらいに気持ちが上がります。
他でも、映画を見るのが好き同志でも、アクションが好きな人とコメディーが好きな人では微妙に違いを感じてしまいますよね。
これも、より深い部分で共通していることが大事です。
同じアクション映画が好きで、好きな役者まで同じだったらもう会話が止まりません。
共通の好きなことの数が多いだけでは効果が低い
こんな心理実験が行われました。
まず、学生達にアンケートを書いてもらいました。
アンケートの内容は、趣味、嗜好、教育についての考え方についてです。
そして、そのアンケートを一度集め、アンケートを書いた学生とは別の学生にアンケートの内容を見せます。
そのアンケートを見た学生が自分の趣味、嗜好、教育についての考え方との共通度を100%、67%、50%、33%の4種類に分けてもらいました。
そして、共通する項目数がいくつあるかも数えてもらいました。
その結果、共通する項目が多くても、共通度が低いものばかりだと好感度はそれほど高くなかったのです。
かわりに、共通する項目が1つであっても共通度が100%だと好感度がとても高くなったのです。
この結果からも、共通の好きな事や趣味があっても深い部分で共通していないと好感度が上がらないことが分かります。
なかなか、そこまで深いところまで共通の人が現れないかもしれません。
でも、もし出会えたならその相手とは良い関係を築けるでしょう。
そんな時は、もっともっと深い部分まで掘り下げてください。
そこでも共通であれば、かなり好感度が上がります。
手っ取り早いのは、元々コアなサークルや集まりに参加することです。
コアな時点で、かなり深い部分で共通しているはずですから。
これが自分の好きな人であったら、なおさらです。
ぜひ、趣味の話になったら共通点を探し、より深い部分で共通するような話をしていきましょう。
これであなたは交友の天才になれます!