職場の雰囲気
みなさんが働いている職場の雰囲気は、明るいですか、それとも暗いですか。できることなら、明るく、楽しい職場で働きたいですよね。
しかし、暗い雰囲気で、つらく、苦しい思いをして仕事をしている人たちもまた多いのです。
なぜこのような職場になってしまうのでしょうか。それは、「無駄口をたたく時間があれば、仕事しろ。生産性が下がる。」や「つらいのが当たり前で、つらくなければ仕事ではない。」、「お金をもらうためには人が苦しいと思うことを代わりにしなければならない。」など、よくわからない精神論が蔓延しているからです。
特に日本は古来より、「勤勉」、「努力」、「精神論」、「上には逆らわない」などの風潮が根強く残っています。
また、ルール違反をしたものや、目標を達成できなかった人に罰を与える「性悪説」がいまだに、多くの会社に残っています。
これでは、雰囲気が悪くて、当たり前です。
笑いは生産性を上げる
では、本当に話をしたり、楽しくしている時間が無駄なのでしょうか。そんなことはありません。人は楽しい気分になると、その後で行う仕事の成果が上がるのです。
イギリスの大学で、計算のテストをする前に、お笑いの動画を見た後にテストを受けた人と、動画を見ないでいきなりテストした人に分けて実験をしました。
その結果、お笑いの動画を見た後にテストを受けた人の方が、テストの点数が良かったのです。
やはり、人は楽しいことがあった後は、やる気が上がり、集中力がまして、成果が上がるのです。
ずっと、話をしているだけでは、確かに時間の無駄ですが、少しの時間楽しく話て、気分を上げることで、黙って仕事をするより、ミスも少なく、成果もあげることができます。
今後、少子化、人手不足が予想されるなか人を集めることが難しくなってきます。しかし、明るく、楽しい職場には自然と人が集まってきます。
生産性は上がる、人が集まるなんて職場として、最高ではないですか。
良い職場を目指して
「社員がしあわせな会社ほど、生産性は高い」と言われています。
経営者の方や職場のリーダーは、まず、社員がしあわせになる方法をまず第一に、考えてみてはいかがですか。
社員も、自分をしあわせにしてくれる会社を辞めたいと思いませんし、会社を維持できるために貢献しようと考えてくれるはずです。(中には、そうではない人もいますが。)
社員がしあわせになれば生産性が上がり、売り上げが上がる。売り上げがあがれば、社員へ還元できる。還元されれば、社員はさらに幸せになるり、生産性がさらに上がる。
良いこと連鎖が続きます。
人は、自ら成長しようとする欲求を必ず持っています。条件さえ与えれば、自ら進んで、責任をもって仕事する「性善説」を信じてあげてください。
決して、厳しいルールや命令を必要ではないのです。
まずは、朝の挨拶から、笑顔でするようにしていきましょう。
そこから、少しづつ、明るく、楽しい職場をつくり、社員がしあわせだと感じることができる雰囲気づくりを作っていきましょう。