好きな事をするのは良いけれど
「やっぱり、仕事をするなら好きなことを仕事にしたいよね!」
「好きなことして、お金もらえるなんて最高じゃん!」
誰もが思う憧れの仕事の仕方ですね。
また、仕事以外でも、遊びでも、スポーツでもさらには自分の行動一つ一つが全て好きな事だけできれば、確かに気楽で楽しいでしょう。
しかし、それだけで本当に良いですか?
「いいに決まってんじゃん!!」と思ったあなた、ちょっと注意が必要かもしれません。
これを読んで、ちょっとでも不安を感じたあなた。
その不安の原因をこれからハッキリとさせていきましょう。
好きな事だけをすると行動がとても偏る
自分が好きな事って、そんなにいっぱいあるわけではないと思います。
多くても、10や20くらいだと思います。
例えば、好きな食べ物で考えると私はラーメンが大好きです。
こよなく愛しています。
毎日が食べても、全く飽きません。
実際に毎日ラーメンを食べているとどうなると思います?
そう、栄養が偏ります。
栄養が偏るとどうなりますか?
体の調子が悪いなり、気が付いたら何かの病気にかかったりしてしまいます。
ラーメンを塩分が多いので、高血圧になったりしてしまいます。
このように好きなことをだけをすると必ずどこかに偏りが生じてしまいます。
その結果、バランスが取れなくなり、調子が悪くなります。
これは、食べ物だけではなく自分の行動でも同じことが言えます。
自分の好きな仕事ばかりしていると、嫌いな仕事が残っていきます。
残ってしまうと、この仕事は誰かが代わりにしなければならなくなります。
代わりに仕事をしなくてはいけなくなった人はこう思う人もいるでしょう。
「あいつ自分の好きな仕事ばかりして、嫌いな仕事はいつも誰かに押し付けている。」
実際は自分の好きな仕事だけをしていて、嫌いな仕事な何も考えずにほったらかしにしているだけでも、そのように勘違いされてしまうことが度々あります。
そんなことになると、いつの間にかあなたは回りから一歩引かれているかもしれません。
これでは好きなことをしていても何か気分が落ち着かなくなってきて、その職場に居づらくなってきてしまいます。
こうなっては、本末転倒ですよね。
だから好きな事だけをしていると気づいたら、一度何かに偏っていないか自分や周りを見てください。
そして、偏ってしまった部分を元に戻すために嫌いなことでも、行動する習慣をつけてください。
その結果、バランスが保たれて全体的にみると安定した気持ちで過ごすことができるようになります。
嫌いなことをさけると自分の能力も上がらず、偏る
嫌いなことをするのは苦痛ですが、決してデメリットだけではありません。
「自分はパソコンを使うのが好きですが、人と話すことが大嫌いです。」
となると、パソコンばかりすることになります。
そうなると、パソコンの操作やスキルが上がって、仕事もスムーズにできることになりますがその報告をするときに相手に伝えることができなくなります。
話すのが大嫌いなのでメールで資料を送り、報告するだけにすると本当に伝えたいことが伝わらなかったり、誤解をされてしまうことだってあります。
そして、人と話さないことで自分の存在感がなくなり、周りからも気づかれにくくなってしまいます。
そんな時に本当に困ったことがあっても、話すのが嫌いなので誰かに助けを求めることができなくなります。
また、周りも困っているあなたに気づくことができなくなってしまいます。
そうならないように、嫌いでも人と話すことを普段から行い、コミュニケーションをとっておけば、自然と人と話すことに抵抗がなくなるどころか、相手に伝える能力まで上がっています。
「そうか、嫌いなことをした方がいいんだ!」と気づいてくれた、あなたはこれからどんどん成長します。
好きなことをしながら、自分の成長のために嫌いなことをうまく取り入れることであなたの人生は今の何倍もしあわせになるでしょう。