「ちょっとぐらい、いっか」と言ってみよう!
あなたは相手から嫌なことをされたり、言われ時にやっぱり、イライラして許せないですか?
許せませんよね。
私だって、そうです。
自分だけ「許せなくて」イライラして、相手はなんとも思っていなかったとしてら、どうですか。
なんか悔しいですね。
そんなあなたに魔法のコトバを授けます。
それは、「ちょっとぐらい、いっか」です。
なぜ、人は「許せない」と思うのでしょうか。
それは、自分の何かを失うときに、その原因となったものが許せなくなります。
例えば、気分が良かったのに、嫌なことを言われ良い気分を失ったり、仕事を押し付けられて、自分の時間を失ったり、パートナーに振られて自尊心を失ったりするときに「許せない!」と感じます。
失ったものは戻ってきません。
戻ってこないものをいつまでも、追い続けていても意味がなく、心身共に疲れるだけです。
だから、そんな時は失ったものはしょうがないと思うことができるようになると、「許せる」ことができます。
そこで、登場するのが「ちょっとぐらい、いっか」です。
失った気持ちが整理できる
「ちょっとぐらい、いっか」と言うことで、起きたことを追い続けることなく、流すことができるようになります。
家に帰ろうとしたら同僚から仕事のフォローをお願いされ、帰れなくなった時、「もう、かえってゆっくりしたかったのに!」と考えると許せなくなりますが、そこで、「ちょっとぐらい、いっか」と言うと「少し、帰るのが遅くなったって、ゆっくりできるよね。」と考えることができるようになります。
おまけに、仕事をフォローしてあげることで同僚からも感謝されて、その日一日は良い気分で終わることができるようになります。
他にも、自分が食べたくて注文したご飯を、子供が食べたいと駄々をこねだしたら、「自分が食べたいのに!」と考えずに、「ちょっとぐらい、いっか」と言えば子供は笑顔で食べて喜んでくれます。
結局のところ、失うことを受け入れることができれば、気持ちがとても大きくなり、大抵のことは許せます。
これは、相手がいなくても、自分に対してでも同じです。
買ったばかりの服にランチで食べていたパスタのソースがかかってしまったとき、「うわ、最悪だ!なんで、こんな服が汚れるもん頼んだんだ!」なんて、自分が許せなくなることだってあります。
そんな時こそ、「ちょっとぐらい、いっか」を自分に唱えてください。
そうしたら、「ま~、洗えばキレイになるか!」や「いずれ、服は汚れるからな。」と思うようになり、自分を許せるようになります。
他にも、自分の身長が低いことで悩んでいても、「ちょっとぐらい、いっか」と言ってあげてください。
なぜか、「あれ?なんか悩みが軽くなった!」と感じることができます。
この言葉は、自分に無いもの、失ったものを受け入れることができる魔法のコトバなのです。
嘘でも言ってみる
嫌なことがあったときに、常に「ちょっとぐらい、いっか」と言えることができれば良いのですが、なかなかそうもいかない時もあります。
本当に腹が立って、「絶対に許せない!許さない!」と思ってしまうことだってあります。
その時は、もうどうしようもないのでそのままでも構いません。
人は許せないような嫌な出来事にあうと、記憶に残りやすくなかなか忘れることができません。
なので、許せない気持ちがピークを過ぎ、少しずつ落ち着いてきたときに、「もう、本当に許せないことがあった!けど、ちょっとぐらい、いっか」と嘘でもいいから言ってみてください。
するとどうでしょう、言う前と言ったあとでは気持ちに違いが出てきます。
この魔法のコトバを言うことで自分に「受け入れる」覚悟を持たせてくれます。
何度も、同じことを思い出すかもしれません。
その度に、最後に「ちょっとぐらい、いっか」と足してください。
文脈が無茶苦茶でもかまいません。
嘘で言っていると分かっていても、構いません。
このコトバを使っていくうちに、「許せる」ようになります。
コトバにして、表現することで自分に意識できるようになるからです。
明日から、「許せない!」と思うことが出てきたら、このコトバを使ってください。
そう!「ちょっとぐらい、いっか」です!!