こんな人が困難な仕事に向いています
仕事をお願いするときに、誰にしようか悩むことが多いと思います。
特に、困難を伴う作業や、高い目標が求められる仕事をお願いするときはとても悩むでしょう。
通常、考えられることはいわゆる「仕事のできる」、優秀な社員にお願いすることになるのですが、優秀な社員はそもそも、既にいくつもの重要案件を抱えていて、新しく仕事を追加する余裕がないことが少なくありません。
そんな時、誰にお願いしたら良いか、それはこの人に頼めば良いのです。
それは、「ナルシスト」にお願いするのです。
なぜナルシストが良いのか
なぜかというとナルシストは困難な作業に取り組むのが大好きだからです。
ナルシストは、誰もが尻込みするような難しい作業に取り組むときに、パフォーマンスが上がります。
なぜかって・・・。
「こんなに難しい仕事に取り組んでいる俺ってスゲー」と自分に酔いしれるためです。
そのため、難しい作業に取り組むのです。
アメリカでこんな実験がありました。
医大生のグループに、外科手術のシュミレーション作業を行ってもらう実験です。
実験前、医大生にアンケートをとり、事前にナルシスト度の高い人と低い人を判別しました。
その後、医大生に、傷口を塞ぐ作業を3回行ってもらいます。
さて、ここからが、実験です。
医大生を2つのグループに分け、一方には次の作業は5%以上作業時間を短くし、ミスも5%以上減らしてくださいと目標を伝え、もう一方の方には25%以上作業時間を短くし、ミスも25%以上減らしてくださいと目標を伝えました。
この2つのグループには、それぞれ、ナルシスト度の高い人と低い人を同じ比率で配置してます。
結果、5%以上の改善を要望したグループは、ナルシスト度の低い人の方が多く目標を達成したのに対して、25%以上の改善を要望したグループは、ナルシスト度の高い人の方が多く目標を達成したのです。
やはり、ナルシストな人は、より困難な目標の時にこそやる気が出ている結果となっていました。
困難な仕事はナルシストをリーダーに
ナルシストは困難な時ほど、燃えます。
この原理を知っておけば、仕事をお願いするときの選定基準となるので、悩むことが減るでしょう
新しいプロジェクトや成功の見込みが低い計画などでは、リーダーにナルシストを是非選んでいきましょう。
選ばれたナルシストは、リーダーに選ばれた時点で、やる気が出ます。
さらに、困難な目標とわかれば、さらに燃え上がり、やる気は倍増し、きっと成功へ導いてくれることになるでしょう。
仕事の任す人も、任された人もお互い、ポジティブな関係を築くことができるので是非、試してください。