出会う回数と好感度
好意を抱いてほしい相手は、誰にでもいるものです。
自分に好意を持ってもらいたいと、いろいろな方法でアプローチをしていると思います。
例えば、困っているところを助けたり、共通の話題を振り、話を盛り上げようとしたり、思い切ってプレゼントをしてみたり。
しかし、これらのアプローチは偶然が必要であったり、思い切った行動をとるためにかなり勇気が必要になってきます。
これは少し、わかりやすい行動になり、相手に好意を持っていほしいことが気づかれてしまう危険性もあります。
相手が自分に少しでも好意を持っていれば、そのままうまくいくこともありますが、全く興味がない場合はむしろ、距離をおかれそのまま疎遠になってしまうことだってあります。
そうは、なりたくないですよね。
そんな時に有効な方法があります。
それは、とても簡単で、なんでも良いので出会う回数を増やすだけです。
なんでもと言っても、悪い印象を残すようなことや、出会っていることに気づかれていないようなことでは意味がありません。
頻繁な顔合わせのマジック
人は、頻繁に顔を合わせると相手に何をしているわけでもないのに、なんとなく親密さが増します。
これは心理学で「熟知性の原則」と言います。
繰り返し会っていくうちに、相手に対する好感度というのは無意識のうちに高まっていくのです。
これは、相手に好意を持ってもらうときにも有効です。
3ヶ月に1回出会って、1時間程度話すだけの相手も、毎週1回出会って、15分程度合う相手では、後者の方がより親密度が上がります。
このように、相手に好意を持ってもらえるのは会う時間より、回数を増やした方が効果が高いのです。
会う時間は短くても、回数を増やした方が良いですが、相手の都合も考えないといけません。
相手が別の人と話しているときに、その話を止めてまでするような、迷惑をかけるような行動は控えるべきです。
朝の挨拶からでも、問題ありません。
相手に自分の存在を何度も認識させるようにすれば、こちらの思惑を相手に気づかせることなく好意を抱かせることができるようになります。
その気にさせる会話をしよう
出会う回数を増やして、相手にさりげなく好意を抱いてもらうことできるようになりますが、さらに効果的な会話をすることで好意はより、大きくなります。
人は、例え嘘やお世辞であっても、いつも同じことを繰り返し言われると、気づかないうちにその気になってくれるものです。
なので、会話の中に相手をポジティブになるような言葉をかけてあげることで、より効果的に好意を持ってもらうことでできます。
「絶対にうまくいくよ」とか「大丈夫だよ」でも構いません。相手を勇気づける言葉をかけてあげるだけでも効果があります。
そして、さらに効果的にするには、相手を笑顔にするような言葉をかけてあげるとなおよしです。
これからは、好意を持ってもらいたい人へは、短い時間で回数をこなして声をかけ、少しづつ距離を詰めていきましょう。
もちろん、会って声をかけるときは、笑顔で相手もポジティブな気持ちになるようにふるまってください。
1日に何回も声をかけるとさりげなさがなくなり、相手も壁を作ってしまうかもしれないのでほどほどに1日1回程度に抑えていきましょう。
親密度が高まれば、おのずと相手から声をかけてもらえるようになり、自然と出会う回数は増えていくものです。