周りが気になる人
生きていると、気になるのが周りからの評価です。
自分が発した言葉、態度、そして、行動した結果など、いちいち気になってしまいます。
「私はそんなこと気にしないよ!」って人は、これ以降の話は読んでもあまり参考にならないかもしれません。
今回は、周りのことが気になって仕方がない人に向けた話になります。
気になる人の特徴
- 自分のことが好きではない
- 自分のしたいことが見つからない
- 自分に自信がない
- 自分の言動がが気になってしまう
- 人の言葉が気になってしまう
- 人の視線が気になってしまう
他にもありますが、この特徴の共通点は「自分は人からどう思われているんだろう・・・?」といつも考えてしまうところです。
そのため、周りから「いつも笑顔だね」と言われれば、「笑顔でいなければならない」と勘違いし、「いつもおとなしいね」と言われれば、「おとなしくしなければならない」と勘違いしてしまいます。
もし、周りが思っている事と違う言動を自分がしてしまうと、とても気になります。
最初は小さな不安でも、いずれ大きな不安に膨れ上がり、こころが押しつぶされそうになります。
「こんな思いしたくない!」と誰もが思います。
でも、気になる人は止められません。
「気にするな」とは言いません
「気にするな」と言われても、気になるから、困っているのです。
そんなあなたに、「気にしすぎだよ、落ち着いて」と言われたって、全然安心できません。
「結局、私のことなんか、誰も分かってもらえない!」とさらに落ち込むばかりです。
その考え方は間違っていません、なぜなら誰もあなたの思っていることを真に理解はできないからです。
いくら、自分の気持ちを言葉で伝えても、聞いている人があなたと全く同じ気持ちになることは難しい。
でも、あなたはそんな人たちからどう思われているかを気にしているのです。
自分の思いがちゃんと伝わっているか分からないのに。
そして、「もう、こんな自分はどうしようない・・・。」と考えてしまいす。
実はあなたは大事なことに気づいていません。
それは、周りのことが気になる自分を気にしています。
つまり、自分のことが気になって仕方がないだけなのです。
周りのことが気になると思っていますが、「本当のところは自分のことが気になっている」となります。
少しで構いません。
考え方を変えてみませんか。
こう考えるのです。
「周りのことが気にってもいいんだ」、「そんな自分でいいんだ」と。
そう考えれば、「周りのことが気になる自分を気にしている」、この自分を気にしていることが許せるようになります。
そう思うとこころが軽くなりませんか?
実際、こう話している私だって、周りのことが気になります。
この話の内容がどのように読まれているか。
ひょっとしたら、この話を読んだ人が不快に思っているかもしれない。
気にはなりますが、そんな自分のことを受け入れています。
だから、このように話が書けます。
まずは、「今の自分を受け入れる」ことから始めませんか?
心理学的に表現するとこれを「自己受容」と言います。
ここに気づくと、「あれ、なんだか気持ちがスッキリしてきた!」と感じるようになります。
自分を受け入れると「したいこと」が分かってくる
少しづつでも、「そんな自分でいいんだ」と思い続け、自分を受け入れることができれると今度は自分に興味がわいてきます。
今までは、自分を受け入れていなかった為、自分が嫌いになっていました。
人は嫌いなものから、目を背け、ふたをしようとし、避けようとします。
その為、自分のことを考えないようにします。
でも、自分を受け入れることができれば、「あれ、私は今まで何してたんだろう?」と考える余裕が出てきます。
余裕が出てくると、自分について考えることが嫌ではなくなり、いろんなことが思いつくようになります。
「自分は何がしたいんだろう」と考え始めたらチャンスです!
「ひょっとして、自分はあれがしたかったんじゃないか?」と気づくことができます。
この本当に些細な気づきが、いずれ大きな希望に変わります。
この時点で最初に話した、周りのことが気になる人の特徴のうち、「自分のことが好きではない」、「自分のしたいことが見つからない」がなくなります。
この特徴がなくなると、自分が大きく変わります。
変わった後は、ちょっとした勇気を持ってください。
もうすでに、あなたは自分を受け入れた勇気を持っています。
その勇気を「自分のしたいこと」に全て注ぎこんでください。
別に、周りに貢献できるものでなくてもいいんです。
自分が満足できることをしてください。
そこで、気づきます。
「あれ、意外とできる、できるんだ!」と。
この気づきがあれば、自分に自信が持てるようになります。
ここまでくると、周りのことが気になる人の特徴のうち「自分に自信がない」がなくなります。
もうこれで、「周りのことが気になる」から卒業です!
「あれ、残りの周りのことが気になる人の特徴は?」と思うかもしれませんが、大丈夫。
自分の言動、周りの言動・視線が気になる原因は、「自分を受け入れていない」、「自分に自信がない」からです。
これからは、自分を受け入れ、自信をもって、「自分がしたいことは何か?」、「自分にできることは何か?」と考え、自分の意志で行動してください。
自信をもって、自分で意識で決めたことには自然と周りのことが気にならなくなります。
そして、「あっ、周りなんて気にしなくていいだ!」と気づく瞬間が訪れます。
最後に、話の途中で「誰もあなたの思っていることを真に理解はできない」言いましたが、勘違いはしないでください。
あなたの気持ちに寄り添って、理解しようとしてくれる相手は必ずいます。
そして、その相手は気持ちのすれ違いすら受け入れてくれます。
だから、人とのつながりを全く持たないような考えには至らないでほしい。
周りのことを気にしない自分になってください。
まずは、周りのことが気になる自分を受け入れてください。