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第一印象は大事と言うけれど
世間一般には「第一印象が大事」なんていわれていますが、本当にそうなのでしょうか?
あなたは、どう思いますか。
「え~、よく言われるけど、イマイチ信じられな~い!」と思ったりしていませんか。
心理学の世界では、メラビアンの法則とよばれるものがあり、3~5秒の間に印象が決まると言われています。
第一印象の55%は見た目
また、特に以下の3つの感覚から得られる情報により、印象が決まります。
- 視覚情報 55%
- 聴覚情報 38%
- 話の内容 7%
やはり、そうなると第一印象は大事、大事なんです!
でも、やっぱりそれだけではないと信じたいのが人です。
印象の45%は見た目以外
気の抜いた格好で出かけた時に、自分が運命の人と感じた相手に偶然出会ってしまったら・・・。
「うわ~っ、今日めちゃめちゃ気を抜いた格好してる。髪もばさばさ・・・・。終わった。」と後悔してしまうことがあるからです。
でも、そんな時あきらめないでください。
なぜなら、今あなたが失敗したと思っているのは、3つの情報のうちの1つ「視覚情報」だけだからです。
「でも、55%もあるじゃん。半分以上マイナスだよ~。」と嘆いてしまうかもしれませんが、そんなことありません。
残り、2つの「聴覚情報」と「話の内容」に全身全霊を込めてください。
この2つを足せば45%もあり、まだまだ挽回できるからです。
印象が良くなるために、自分の長所を話す
視覚情報は別として、印象を与えるときに大事になってくるのは会話です。
声のトーンやアクセント、声の大きさに気を付けながら自分の長所をアピールしてください。
なぜなら、最初に長所を話すと相手の印象が良くなるからです。
こんな心理実験がありました。
印象にフォーカスした心理実験
社会心理学者のソロモン・アッシュが行った、人の性格を並べた2つのカードを用意し、どんな人物か連想さる実験です。
実験
- 1つ目のカード「知的、勤勉、強力、批判的、頑固、嫉妬深い」
- 2つ目のカード「嫉妬深い、頑固、批判的、強力、勤勉、知的」
このリストは順番を逆にしただけで、書いてある性格の単語は全く同じです。
それなのに、なんと!1つ目のカード、2つ目のカードで印象が大きく変わりました!!
結果
- 1つ目のカードを見た時は「欠点はあるが能力がある人」と想像されました。
- 2つ目のカードを見た時は「欠点の為に能力が発揮できない人」と想像されました。
どちらの方が良いか、もうお分かりですね。
印象は順番が大事
1つ目のカードの順番の方が良い印象が与えられるのです。
「信じられないかもしれませんが、確かに長所を先に言うと印象が良くなるのです!」
決まり文句で印象を良くする
「あっ、いきなりチャンスがきた、きたぞ!」という時に、見た目に気を抜いていても、とっさに自分の長所が言えるようになっていれば怖いものなんてありません。
自分の長所を用意する
その為には、自分の長所についての決まり文句を常に意識しておきましょう!!
私はいざという時、
楽しいことを見つけるのが得意です!
と笑顔で言うようにしています。
このように文字に起こしてみると、「はっ?楽しいことを見つけるのが得意?当たり前じゃん!」と思われてしまうかもしれませんが、相手に話をする時は、「この人は楽しいことが好きな、楽しい人なんだな。」と思ってくれます。
いつも楽しい人のイメージが持たれると、たまに元気がなさそうな表情をしたときに、周りから「今日はどうしたん?」と声をかけてもらえたりして、落ち込んが時も助けてもらいやすくなったりしています。
いつでも同じ決まり文句を、言うわけではないのですが・・・。
第一印象に失敗しても、印象を良くする方法
最初に戻りますが、第一印象の見た目で失敗したときに、「聴覚情報」と「話の内容」で好印象を持ってもらえれば、次に会うときが大チャンスです。
見た目以外で、元々好印象なので2回目は身なりや身だしなみを整えることで、見た目も好印象になります。
その時点で「視覚」、「聴覚」、「話の内容」全て100%の好印象に早変わりします。
「さらに、ギャップ効果も上乗せされるので、好印象200%になります!」
これぞまさに、「ピンチがチャンス」になったのです!
この話を読んだあなた、もうすでに好印象マスターです。
「個性あふれる、自分の長所についての決まり文句」を用意し、初めて会う人と話す時はその長所をアピールしましょう。
そうすれば、きっと「なんて素敵な人なの!こんな人今まであったことない!!」と思われること間違いなしです。