休んでいいんです
仕事がなかなか思うように進まない。
最近、恋人とすれ違いが多くてうまく話しができない。
子育てで、優しく接したいけどついつい怒ってしまう。
こんな時、ついつい焦ってもっと頑張ろうとしてしまいがちですね。
そんなことをしても、空回りでうまく進むことができないことが多いと思います。
結局、自分を追い込んでいるだけなので、辛いだけになってしまいます。
そんな時ほど休んでください。
「そんなことしたら、事態は悪化するだけ」と思われてしまいますが、そんなことはありません。
休むことで周りが見えてくる
行き詰ったときは、どおしてもその事について意識がフォーカスしてしまい、周りが見えなくなっていることがほとんどです。
そのせいで、近くに解決のヒントがあっても全然気が付きません。
意識がフォーカスしているということは、近くにあるものしか見えない状態です。
例えば、歩いていたら急に野良犬が追いかけてきたとします。
その場合、あなたは自分に向かって追いかけていると思い、必死で逃げようとするでしょう。
それは当然のことですが、これはあくまで自分を追いかけてきていると自分が思い込んでいる状況であって、実は違うことが理由で犬が走ってきている可能性もあります。
ですが、もう自分に向かって追いかけてきていると思い込んでいる意識に集中しているため、焦ってそれ以外は思いつきません。
実は追いかけてきた犬は、自分に向かっているのではなく、自分の右後にいる猫に向かって走っていたのです。
少し冷静になって一呼吸おけば、周りが見えてそのことに気づくことができたでしょう。
このように行き詰った時は、大抵「自分だけ」とか「自社だけ」の視点で物事を見てしまうので、全然解決しないのです。
そこで、一度休むと気持ちが落ち着き冷静になって、周りの状況を見ることができるようになります。
休むことで自分以外のことを見ることができる
一度休むことで一点に意識がフォーカスして状態がリセットされます。
リセットされれば、意識が広がります。
犬に追いかけれている状態でも、犬以外に意識が行くようになれば後ろの猫に気づくことができます。
何事も自分のことだけを考えるとどうしても、行き詰ります。
解決の糸口は「他の人の目で見て、他の人の耳で聞き、他の人のこころで感じる」ことで見つかります。
これは、仕事で行き詰った時、少し距離を置いて冷静なること。そして、「他の人の目」を入れることです。
子育てでも一緒です、自分の考えだけを押し付けず、子供の思っていることも聞いてみてあげてください。そして、他の子育て世代の方の意見を聞いてみてください。
そうすれば、今までの自分の行動を見直すことができ、行動を改めることができます。
子育ても良い方向に進めることができるようになります。
私が思うのですが、子育てで一番大事なのは子供の話を聞いて、子供の立場になって考えてみることだと思います。
子供も話を聞いてくれると理解したら、安心します。
安心すれば、親の言うことも冷静に聞いて考えてくれるようになります。
これで、お互い良い方向にしか進みません。
そのこころの余裕を持つためには、一度休むことです。
休んだって誰も責めやしません。
良い方向に進むための大事は準備なのですから。