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「自己肯定感」って、ナニ!?

2024年1月19日

自己肯定感とは

私は出会った人の中で「この人は自己肯定感がある人だな」と感じても、相手は「自己肯定感が低いんです」と言われる時があります。

この違いは何なのでしょうか。

もちろん相手の全てを知っているわけではないので、自分の知らない部分に違いがあるのかも知れません。

しかし、それだけではないと思っています。

それは、「自己肯定感」という言葉が独り歩きして、惑わされている可能性があるからです。

最近よく目にするこの「自己肯定感」、あなたはどのようなイメージを持っていますか?

「自分はできる」「やってやる」「自分はスゴイ」「自分に自信を持つ」ことだと考えている人が多いと思います。

私は「この考え方では『自己肯定感』の極端に偏った部分だけを取り出している」と思います。

そのため、この「自己肯定感」という言葉に惑わされ、自分は「自己肯定感が低い」と勘違いして、せっかくの自分のいいところまで見失ってしまうことがあると考えています。

本当の自己肯定感は、もっと自然で自分に優しいものだと思いっています。

それは、どんなものか自分なりの考えを今から話していきます。

自己肯定の本当の意味

この「自己肯定」ですが、もっとシンプルに考えています。

読んで字のごとく、「自己を肯定する」ことです。

もっと、シンプルに考えると「自分はこれでいい」となります。

心理学のカウンセリングで「交流分析」と呼ばれるものがあり、これは人間関係の悩みを和らげていく方法です。

この「交流分析」を進めていく中で大切な考え方として、「人生態度」があります。

これは、自分と他者に対して、どのように考えるのが良いのかを整理したものです。

その中でも、最も良い人生態度は「自己肯定、他者肯定」なんです。

これは、「私もOK。あなたもOK。」と考えることです。

これが、一番シンプルな考え方だと思っています。

自己肯定とは「私はOK。」と思うことです。

これで、自己肯定感は上がるのですから、自然とできる気がしませんか?

朝起きた時、「さ~今日も早起きしてやってやるぞ!」ではなく、「今日も朝起きることができた。」で自己肯定です。

「うまい朝ごはんを食べるぞ!」ではなく、「今日も朝ごはんを食べた。」で自己肯定です。

「今日も仕事メッチャ出来た、さあ帰ろう!」ではなく、「今日も無事に定時に仕事が終わった。」で自己肯定です。

「これでOK」と思えば、全て自己肯定です。

そんなに毎日、意気込んで前向きに考える必要はありません。

そんな事したら、疲れてしまいます。

いざとなったら、一度この「自己肯定感」という言葉を忘れてもいいくらいです。

言葉にするから、意識してしまうんです。

「私はこれでOK」と思うようにするだけでいいんです。

自己肯定感って、一日中はもたない

そもそも、この自己肯定感は一日中ずっと維持することはできません。

しかし、完璧主義の人は「自己肯定感をずっと維持しなければイケナイ!」と思ってしまいます。

でも安心してください!自己肯定感を維持できる人はめったにいません!

「できる」と言い切る人がいれば、それはものすごく自己肯定感が高い人になります。

世界中を探せばいるかも知れません。

しかし、多くの人は勘違いしています。

ただ単に、「自分はできる」と自分に言い聞かせているだけで、本当の意味での「自己肯定」があるわけではありません。

自己暗示をかけるけど、現実との差を感じて疲れてしまいます。

なぜなら、人は必ず「劣等感」を持っているからです。

周りを見れば、自分より能力がある人なんていくらでもいます。

その人を見た時に劣等感を感じます。

しかし、劣等感はワルイ感情ではありません。

むしろ、必要な感情です。

この「劣等感」を感じることで、自分の今の能力を客観的にみることができて、「能力をあげたい」と感じることができるようになります。

これが、自分の大きな成長につながるのです。

詳しくは↓のブログで話をしています。

ブログ:劣等感をバネにする

どうですか?

あなたは、本当に自己肯定感が低いと思いますか?

そんなことはないはずです。

なぜなら、「自分はOK。」と思うだけです。

しかも、ずっと思う必要がないのですよ。

では、どんな時に自己肯定感をもった方がいいのか、それは「劣等感」を感じた時です。

「???」、「劣等感と肯定感は真逆では!?」と思いますが、そこがそうでもないんです。

例えば、「あ~、あの人は話がうまいな。」と感じた時、「私はそうじゃないけどOK。」と「劣等感」がある自分を肯定するのです。

これも、立派な自己肯定です。

その後は、「話がうまくなるためにどうしたらいいか?」と考えてもよし、「その代わりに自分は絵がうまいからそっちを伸ばそう!」と考えてもよし、「ま~このままでもいっか!」と考えてもよし。

すべて自己肯定です。

もちろん、目標ができて挑戦するときも、「この目標に向かって頑張る自分はOK」と肯定してください。

やる気も上がります。

いかがですか?あまり考えすぎないでください。

「私はOK」ただそれだけです。

しかも、ずっと維持する必要はありません。

先ほどの場面のように、時々でいいんです

これでも十分にそして自然に自己肯定感が高い人になります!

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