思考力と記憶力を高める方法があります。
それは、「好きなことをする」です。
それは、あなたも気づいているはずです。
なぜ、好きなことをすると思考力と記憶力が高まるのでしょうか。
そこには、しっかりとした理由があります。
目次
思考力と記憶力とは
まずは、思考力とは何か、記憶力とは何かを話していきましょう。
どちらも、聞いたことはあると思います。
特に記憶力を知らない人は、いないでしょう。
思考力とは考える力
思考力は人のみが持っている、とても大事な能力です。
思考力とは「考える力」のことです。
考える力とは何か。
それは、物事を深く考えることができる力です。
この力が高いと物事を考える時に、様々な疑問が湧き、その解決策を思いつくことができるようになります。
また、計画力が高くなり、未来を予測する力が備わります。
記憶力は覚える力
記憶力はあなたも知っていることでしょう。
物事を「覚える力」です。
記憶力が高まれば、一度読んだ内容や聞いた話、見たことなどを覚えることができます。
何度も思い出すことで、更に長期的に覚えることができるようになります。
好きなことをしている時の思考力と記憶力
あなたは「好きなこと」、「嫌いなこと」どちらを先にしますか?
以前の私は「嫌いなこと」から始めるタイプでした。
嫌いなことは先に済ませて、スッキリしたかったからです。
仕事でも、嫌いなことから始めていたのです。
しかし、これが間違っていたのです。
嫌いなことをすると
嫌いなことをすると当然ですが、気分が良くありません。
その気分を我慢していると、ストレスが溜まります。
ストレスが溜まると疲れも溜まります。
すると脳の血流が悪くなり、能力が低下します。
こんな状態では、思考力は高まるはずがありません。
もちろん、記憶力も下がります。
嫌なことが終わった頃には、ストレスと疲れが溜まりきった状態になります。
この後、別のことをしても、能力は低下した状態でスタートすることになるでしょう。
好きなことをすると
好きなことをすると、とてもヤル気に満ち溢れます。
好きなことをしているので、ストレスが発散します。
これは、脳内にドーパミンが増えるからです。
このドーパミンのおかげで、集中力が高まります。
それだけではなく、好きなことをしていると脳の前頭前野(考える能力をつかさどる部分)の血流が良くなることが脳科学的に証明されています。
その結果、思考力と記憶力が高まるのです。
好きなことをした後は、ストレスが溜まっておらず、思考力と記憶力、さらには集中力まで高まった状態になります。
好きなことから始める
私のように嫌いなことを先に済ませて、スッキリさせた後に好きなことをする順番は間違っていたのです。
なぜなら、嫌いなことした後は思考力と記憶力が下がっている状態だからです。
その後が、いくら好きなことでも、重りをもったままスタートすることになります。
50m走で、最初の5mは足に重りを付けた状態で走るようなものです。
好きな仕事から始める
朝、出社して最初の仕事は、自分の好きなことや得意なことをしましょう。
その仕事をやり遂げれば、充実した気持ちで次の仕事を始めることができます。
その頃には、思考力と記憶力が高まった状態になっています。
この状態でスタートダッシュができるため、次の仕事が嫌いなことでもすぐに始めることができます。
人は一度始めると慣性の法則に従って、自然と前に進むことができます。
これで嫌いな仕事も、しっかりと進めることができます。
好きで慣れているルーティン的な仕事から始めると、無理なく快適にこなすことができます。
好きな勉強から始める
当然、勉強も同じです。
好きな科目や得意な科目から始めてください。
すると、仕事同様に思考力と記憶力が高まりますので、効率の高い勉強ができます。
その後で、嫌いな科目や苦手な科目を始めると自然に頭や身体が動き、引き続き効率の高い勉強ができます。
そのためには、必ず自分の好きな科目や得意な科目を、リストアップしておきましょう。
好きなことから始めれば、思考力と記憶力が高まる
ここまでくれば、好きなことをすると思考力と記憶力が高まる理由が、あなたも理解できたでしょう。
仕事も勉強も何事も、嫌いなことから始めないでください。
好きなことから始めてください。
実は食べ物も、「一番好きなものから食べ始めたほうが食育効果が高い」という説があります。
一番好きなものが食べ終わったら、次に好きなものがその中では一番好きな食べ物になります。
そして、最後に一つ残ったものは、もう一つしかないので一番好きな食べ物になります。
嫌いな食べ物ではなく、その中で一番好きな食べ物に変わります。
何事も、最初は一番好きなことを選んでください。
あなたの一日は最高に充実するでしょう!