目の動きでタイプが分かる
話をしていると相手は、目を気づかない間に動かしています。
この動きを見逃さずに、観察することで相手が直感的な人なのか、それとも論理的な人なのか見分けることができます。
これは、神経言語プログラミング(NLP)と言われる、テクニックの一つです。
カリフォルニア大学のジョン・グラインダー博士が体系化した「アイ・アクシング・キュー」という理論がもとになっています。
まず、目が上を向いているときは、何か視覚的イメージしている時です。
そして、左右でも意味合いが異なり、左は過去をイメージしている時、右は未来をイメージしているときに向きます。
つまり、左上を見ている人は、過去の映像をイメージしている思い出していることになります。
右上を見ている人は、未来のことを予測した映像をイメージしていることになります。
次に、目を水平に左右に動かしているときは聴覚をイメージしているときです。
例えば、「好きな音楽はなに」と聞けが、相手は水平に左を向くでしょう。
そして、目が下を向いた時は体感をイメージしたときです。
痛かった思い出や、あの時食べた料理の味などを思い出しているときは左下を向きます。
このように、目はその時の自分がイメージしている内容である一定の法則をもって動きます。
右上を見る人は論理的
次に、学者キュアが発表した内容によると、人は空間把握の課題に向かうときは目を左上に動かし、
言語に関する課題に向かうときは目を右上に動かすというのです。
これは、右脳と左脳のそれぞれの機能の違いによることが原因とされています。
右脳は直感的・空間的・総合的なことを考える機能を持ち、左脳は言語や計算、論理的なことを考える機能を持っています。
そう考えると、空間把握をしている時は右上を見ると思ってしまいがちですが、これは誤った考え方です。
人は脳から下の神経系が左右交差しているため、左右が逆になります。
そのため、脳の動きと目の動きは逆になります。
つまり、話をしている時に、右上を見る癖のある人は論理的な思考を持っていると言えます。
逆に左上を見る癖のある人は直感的な思考を持っていると言えます。
質問をして相手のタイプを見極める
初対面で相手が、どのタイプなのか知りたければ、簡単に答えられそうな質問をしてみましょう。
人は、質問をされると答えたくなり心理が働きます。
質問は直感的にも論理的にも考えらえる内容が良いです。
例えば、「日本の内閣総理大臣にはだれがなってほしいですか」や「次にはやるファッションはなんですか」、「明日のサッカーの試合、日本代表は勝ちますかね」などが良いのではないでしょうか。
上の質問であれば、直感的にも論理的にも考えらえる内容です。
また、見た目がタイプで好きになりそうな相手にも、この見極めは有効です。
自分が直感的な人が好きなのであれば、先ほどのような質問をして自分と合うかどうかが分かるようになります。
でも、直感的でも論理的でも関係ない。
優しい人が一番と思っている人や好きな人がタイプなんて人は、こんな見極め必要ありませんね。
しかし、普段、人とコミュニケーションをとるときにこの見極めができると会話の方向性が分かるようになるため、便利です。
ぜひ、活用してください。
一つ、注意点ですが、目が右上を見るときは、論理的に考えている時だけではなく、嘘を考えている時もです。
ここを、見抜くためには相手の話す内容が論理的かどうかをしっかりと聞くことが大事です。
嘘の場合は、大抵つじつまが途中から合わなくなってくるので。