とっても危険!ながらスマホ
以前のニュースで学生がスマホを見ながら自転車を運転し、歩行者をはねて死亡させた事故がありました。
その場所は見通しも良く、歩行者も急に飛び出していたわけでもなく、ただ普通に歩いていただけでした。
それにも関わらす、事故は発生したのです。
理由はただ一つ、スマホを見ながら自転車を運転していたからです。
スマホやケータイで話をしながら歩いている人は、いくらでもいます。
おそらく、話している本人は全く危険を感じていません。
しかし、心理学的に言うとこの行動は非常に危険な行動です。
ながらスマホは危険です。絶対にやめましょう。
ながらスマホはなぜ危険
なぜならスマホやケータイを見ていると、それ以外の周囲への注意力が全くなくなります。
目が開いていて、視界になにか入っていたとしても、それは見ていないのと同じ、つまりは「目をつぶった状態」と同じなのです。
スマホを見ながら周囲への注意も怠らないことなんて、できません。
それを立証する、心理学の実験があります。
広場でピエロの格好をしたアシスタントに一輪車に乗ってもらいました。
ピエロの格好は色鮮やかで、大きな真っ赤な靴を履き、明らかにその場所では異様な景色となるように佇んでいました。
そこで、広場のピエロのすぐそばを通った学生に、声をかけピエロについて、質問をする実験をしたのです。
ケータイで電話をしていた学生、一人で歩いていた学生、音楽を聴いて歩いていた学生に次の質問をしました。
「この広場で何かいつもと違う状況はありませんでしたか。」
「ピエロがいましたが、気が付きましたか。」
結果、ケータイで話していた人たちの25%しかピエロに気づかなかったのです。
真横を通ったにも関わらずです。
一人で歩いた人は50%が気づき、音楽を聴いて歩いた人は61%が気づいていました。
過信は禁物
この結果から、「ながらスマホ」は止めた方が良いことが分かったと思います。
人は、2つのことを同時にできると錯覚していますが、これは間違いです。
一つのことしかできません。
2つしているつもりですが、それは、1つのことを高速で意識を切り替えているだけです。
当然、話す時やスマホの画面を見ているときはそこに集中していますので、余計にそれ以外のこと意識することができなくなります。
自分は大丈夫と過信は禁物です。
もう一度言います。「ながらスマホ」は止めましょう。