評価されない理由がわからないあなたへ
仕事をしていて、あなたはこう思ったりしていませんか?
「自分はできることを一生懸命しているのに、なぜ評価されないの?」
そのせいで悩んだり、落ち込んだりすることもあるはずです。
「なぜ評価されないの?」の疑問に対して、「こうすれば良いのにしていないからだ。」ともうすでに答えが分かっているのであれば、後は行動に移すのみなので、問題は解決します。
しかし、「なぜ評価されないの?」の疑問に対して、「一体どうすればいいの?」とさらに分からない人にとっては、不安しか残りません。
そんな時、何かが閃いて「人の評価なんて、そもそも気にする必要なんてないんだ!」、「死ぬ以外は全てかすり傷だ!」なんて、考えられることができて、気にならなくなればどんなに楽になるでしょうか。
でも、それはやはり、難しいことです。
なぜなら、人は周りからの評価が気になり、承認欲求を求めてしまう生き物だからです。
これは、誰もが持つ欲求で、この欲求が満たされない限り、周りの評価が気になってしまいます。
今回は、この「なぜ評価されないの?」の疑問に対して、「一体どうすればいいの?」と苦しんでいるあなたに対して贈るエールとなります。
評価されない、あなたの行動
まずは、質問です。
あなたは、上司からアドバイスをもらったらどのような行動にでますか。
- 「ハイ、分かりました。」と言って、その場を終える。
- 「ハイ、分かりました。」と言って、メモを取る。
- 「ハイ、分かりました。」と言って、メモを取り、すぐにその通りに実行する。
- 「ハイ、分かりました。」と言って、全然違うことをする。
- 自分が思っている方法と違うので「でも、そのやり方は・・・・。」と言って、全くその通りにしない。
ここで、4、5をしているあなたは、まず評価されません。それどころか、評価が下がります。
「なぜかって、上司はしてほしい方法をあなたにアドバイスしています。」例え、アドバイスしたことが今の環境では、合理的ではなかったとしても、上司はこの方法でしてほしいからです。
人は自分がしてほしいことをしてくれる相手に対して評価します。
1、2をしているあなたも、評価はされません。
なぜなら、アドバイスを実行していないからです。
「聞いただけ」、「書いただけ」は、自分の中に情報をいれただけなので、相手に伝わりません。
行動し、外に対して結果を残した時に初めて、伝わります。
それに、「聞いただけ」、「書いただけ」は、ほぼ忘れます。
いざという時に、アドバイス通りにしていないことがです。
1、2、4、5、をしている人は、いわゆる「3流サラリーマン」と言われるグループです。
3をしているあなた、これでやっと平均的な評価を得ることができます。
実行して初めて相手に伝わるので、上司もあなたの仕事の結果を認識し、「この人は私のアドバイスをしっかり受け止めて実行してくれる。」と思ってくれるようになります。
これで、やっと「2流サラリーマン」の仲間入りです。
例え、こころの中では「あ~あ、このアドバイスでしたら、絶対に無駄な作業が増える!」と思ってもです。
こころの中の矛盾や葛藤があっても、アドバイス通りやり切ってください。
そうすれば、必ずあなたは上司に評価されます。
先ほども言いましたが、上司は「効率的に仕事の結果を出したかより」、「自分のアドバイス通りに仕事の結果を出したのか」で評価します。
人のこころなんてそんなものです。
例えば、上司から「会議には絶対に遅れないように!」と言われているとします。
しかし、上司は頻繁に会議に遅れてくることがあったとしたら、あなたはどうしますか。
「上司も遅れているから、自分の遅れたっていいや。」と会議の時間を守らなくなっていませんか?
もし、その行動をしていたら、あなたは確実に評価を落としています。
「この人は時間が守れないだ。」と評価されてしまいます。
なぜなら、上司は、いや、人は自分のことを棚に上げる生き物なので、自分の行動より他人の行動の方を厳しく評価します。
その場では、特に何も言わなかったり、態度に出さなかったとしてもです。
これは、以前のブログで紹介していますので、こちらを確認してください。
そのため、「自分だって遅れるくせに!」と思いながらも、会議には遅れないでください。
結果さえ出せば、評価されるなんて勘違いしないでください。
「その結果をしっかり見ていな上司が悪い。」と言ったって、あなたの評価は上がりません。
どんだけうまいカレーを作ったって、ラーメンを食べたい人に無理やり食べさせても、評価はされませんよね。
肝心なのは「上司のアドバイスを実行する」ことです。
1流とは!?
これで、評価を獲得できる「2流サラリーマン」になることができるようになります。
まずは、ここを目指しましょう。
「2流サラリーマン」になれば、ある程度自分の評価されたい欲求は満たされます。
しかし、人は貪欲な生き物です。
一度手に入れた、欲求では満足できなくなってきます。
そうなったら、あなたは成長を止めることはできません。
次は「1流サラリーマン」を目指してください。
では、どうすれば「1流サラリーマン」になれるのか。
それは、アドバイスをもらった後、実行した時にもう一つのプロセスを加えることです。
それは、「自分の考えたことを追加する。」です。
ここで、間違えてはいけないことは、いきなり自分で考えたことを実行し、上司からのアドバイスを無視してはいけません!
あくまで、上司のアドバイスに沿って動いた後に、自分の考えたことを追加してください。
もし、上司のアドバイスが間違っていたとしたら、その間違ったアドバイスをして結果を出した時に、追加で自分の考えて行動した結果も添えてください。
そして、こう言うのです。
「上司からアドバイスをもらい実行した結果、新しい発見がありました!そして、そのおかげでさらに良い結果を得ることができました!アドバイスありがとうございます!」とね。
これで、あなたは「1流サラリーマン」です。
上司の評価は爆上がりです。
なぜなら、上司は「自分のアドバイスのおかげて、この人はかなり成長した!」と勘違いしてくれるからです。
この後は、上司からの信頼も厚くなり、いろいろな仕事の依頼や相談が来ることになるでしょう。
「無駄なことはしたくない、したって意味がない!」と思っていても、してみることに価値があります。
なぜなら、あなたが評価してほしいのは、仕事の結果のみで判断するロボットではなく、人だからです。
これで、「自分が評価されない悩み」から、おさらばできます。