夢は近づいてくる
願えば願うほど、思いが強ければ強いほど、その夢は近づいてきます!
どんなに厳しい夢でも、たどりつくことが難しい夢でも必ず近づいてきます。
「そりゃ~、夢に向かって一歩づつ歩んでいけば少しは近づくよね。」
と思ったあなた。
今回はそんな話ではありません、
ただ、強く願うだけで夢が近づいてくる話です。
「なんか、ウソくさい。」と思ったかもしれませんが、これから先の話を少し聞いてもらえませんか?
「へぇ~、なるほど!」と思ってもらえるかもしれません。
興味を持ってくれたあなた、私と一緒にこの話の続きを進んで行きましょう!
人は勝手に思い込む
実はこんな実験があったんです。
実験に参加してくれる人を集め以下の2つのグループに分けます。
- 水を飲んでもらうグループ
- 塩分の多いプレッツェルを食べさせ、ノドがカラカラになったグループ
そして、離れたところに水の入ったペットボトルを置き、このグループの人たちにペットボトルを見てもらいます。
そこで、このように質問します。
「あのペットボトルはあなたからどのくらい離れていますか?」
その結果、水を飲んだグループよりプレッツェルを食べたグループの方がペットボトルまでの距離を短く答えたのです。
今度は、別の実験です。
「0ドル」と置かれたカードと「25ドル」と書いたカードを床に置きます。
それぞのカードにお手玉を投げてもらいます。
投げて貰う前に一言伝えます。
「25ドルのカードの上にお手玉が乗ったら、25ドル差し上げます。」
すると、おもしろ結果がでました。
「0ドル」のカードに向かってお手玉を投げたときより、「25ドル」のカードに向かってお手玉を投げたほうが、お手玉が手前に落ちたのです。
なんとなく、この流れで気づいてもらえたでしょうか。
人は、ほしいものを見たときに実際の距離よりも、自分の近くに感じるんです!
近く感じる錯覚を利用する
願うだけで近くに感じるのは、ものだけではありません。
夢や目標だって同じです。
私は若い頃、フルマラソンに出たことがあります。
その時、走れ出しは体力があり、ゴールした後に自分を想像し元気でした。
半分の20キロを走ったとき「後半分だ」と思い、ゴールが近づいたことを実感します。
さらに30キロを走ったとき、いきなり自分のなかでゴールが果てしなく遠く感じたのです。
30キロ地点はかなり体力と足の筋力が消耗し、疲労が溜まっている頃です。
そんなとき、頭のなかでは「うわー、まだ10キロ以上ある!」とゴールに到着する希望を失いかけていました。
すると、20キロ地点の時より、なぜかゴールが遠く感じたのです。
まさに、魔の30キロ地点でした。
その後、なんとか走り続け40キロをすぎたあたりで、突然ゴールが目の前にあるかのように感じました。
ゴール地点の陸上競技場の入り口が見えたからです。
そこからは、つらい気持ちを感じることなくゴールまで走り切ることが出来ました。
これぞ、まさにゴールしたいと思う強い願いが、ゴールを近くに感じた瞬間でした。
ただ、当時は心理学の「し」の字もしらなかったので、なにも気づくことがありませんでしたが、今思うと「あ、たしかにそうだ!」と感じることが出来ます。
人は「近い」と思うだけで、頑張ることが出来ます。
これは、人が目標や夢を達成するために作られた心理です。
長い時代を生き抜いてきた人が持つ特徴です。
夢や目標を持っているなら、「必ずかなう」と強く願いましょう!
その夢や目標が近くに感じます。
近くに感じることができれば、頑張ることができます。
人とはそんな生き物です。