嫌いと思うだけでは辛いだけ
会社での生活、学校での生活などでは、いろんな人と一緒にいなければなりません。
その中でも、「この人とは話が合わないな。」、「この人とは相性が合わないな。」、「そもそも生理的に合わない!」と思う相手がいると思います。
そう思ってしまうと、相手を拒絶し、距離を置こうとするでしょう。
それでも、どうしても相手にしなくてはいけないことがあります。
特に仕事では、苦手な人でも関わらないといけない時があります。
そんな時、「あ~、一緒に仕事するの嫌だな。」、「あの人とは合わないから気が重いな~。」と思いながら仕事をすると辛いし、憂鬱ですね。
私もそんな時あります。
でも、「嫌いと思うだけでは辛い」だけです。
でも、「嫌いなものは嫌い!」と思ってしまうのが、当たり前の反応です。
この辛さが無くなれば、なくならないとしても軽減できればどれだけ気持ちが安らぐかと思いますが、「そんなことできるわけない!できるわけないじゃない!」と悩んでいるあなた。
これから話す内容を読んで少し気持ちを落ち着かせてみませんか。
ひょっとしたら、明日から嫌いな人とあった時にその気持ちが軽減できるかもしれません。
嫌いは人ほど良く見て客観的に観察する
嫌いな人は見たくないですよね。
話もできるだけ短くして、すぐに切り上げたいですよね。
そして、自分の主観的な「嫌い」の感情に任せて、一人イライラしながら仕事を続けていることが多いと思います。
実はその良く見ていないし、話をしていないことで相手をよけいに「嫌い」になっているかもしれません。
まず最初は相手を主観で見ないで、客観的に見るようにしてみてください。
できれば、正確にそして具体的に数字にして、観察してみるのがいいです。
例えば、相手が話しかけてきたときに、「15:45に私に話しかけてきて、15:47に会話が終わった。」、「会話の時に相手は私と3回目を合わせてきた。」など、客観的に観察してください。
決して、「話しかけらたけど、話が長かった。」とは、「何かにらんできた。」などの主観的な観察は避けてください。
すると、「あれ、話が長いと思ったけど、たったの2分か。」とか、「目を合わせてくるってことは相手はあまり私のことを嫌っていないのかも。」と今まで「嫌い」の一点張りだった現実から、少し変わった現実になります。
しかも、「観察する」ことに意識が集中すると自分の感情に意識がいかずにその場を終えることができます。
人は意識できることは一つです。
二つを同時に意識することはできません。
「客観的に観察する」に意識を集中することで、「自分の感情」に意識がいかなくなります。
分かりやすく考えると全速力で走っている時に、「あいつ嫌いだな。」と思うことがないですよね。
主観的に観察しないことがポイントです。
これで感情的にならなくなるので、少し辛い気持ちが軽減します。
さらに客観的な観察を続けると
相手と話をするときに客観的に観察をすると、辛い気持ちが軽減しますが、実は話をしていない時にもう少し積極的に「客観的な観察をする」ともっと辛い気持ちが軽減することがあります。
例えば、いつも誰かに「助けてもらおう」としたり、「仕事を代わりしてもらおう」とお願いする人がいたとします。
そして、いつ見ても電話ばかりしていて、「こいつ、暇だから電話ばかりしているわ。」と感じてしまっていたとしましょう。
ここで、「客観的な観察をする」を利用してみましょう。
その人を観察してみると、「今日は12回電話に出ていた。」、「そのうち6回電話を引き継いでいた。」、「あと3回はメモを書き、別の人の机に置いていた。」と今まではただ「暇だから電話している。」ではない、気づきが生まれます。
別の日はその人がいない時は、不在の机の電話が鳴っても誰も取らずなりっぱなし。
そこで、「あれ、ひょっとして電話ばかりしているのは、不在の人の電話を代わりに対応していたから?」と気づくことができます。
「あっ、お願いばかりすると思っていたけど、実はみんなの電話の対応をしてあげていたんだ。」と思うことができます。
そして、「お願いばかりしているしているわけではないんだ。」と気づき、相手の「良い点」にも気づくことができます。
どうでしたか、「客観的な観察をする」ことで嫌いな相手の「良い点」を見つけることができそうな気持になりませんか?
その気持ちに少しでもなれたあなたはもう心配ありません。
「客観的な観察をする」ことの効果を十分に理解できています。
明日からはこの方法を実践してみてください。
きっと辛い気持ちが軽減し、楽しく生活することができるようなります。