こんにちはオリロジーです。
今日は相手にお願いする時のベストなタイミングについて、考えていきたいと思います。
これまでお願いを聞いてもらうテクニックとして、以下の方法をブログで話していました。
これらのテクニックでは運まかせなところや、相手にお願いを聞いてもらえるけど気持ちよく引き受けてくれないことがあります。
今回は相手の気持ちも良い状態でお願いを聞いてもらう方法がないのか探っていきたいと思います。
相手の動きをみることで
仕事を部下や後輩にお願いする時や自分の子供にお願いをするときは、あまり気をつかわずにお願いできると思います。
でも同僚や先輩、上司にお願いする時はちょっとお願いするのに勇気が必要になりますよね。
「あの~、この仕事の件ですが~。」と先輩に話しかけた時に「なに!」なんてちょっと強めに返答されると、「あっ、やっぱりなんでもないです~。」とお願いするのことをあきらめちゃうことなんて度々ありと思います。
ましてや相手が忙しそうにしている時に話しかけると相手はイライラしていますので、余計にお願いなんて聞いてくれません。
だからお願いする時はタイミングが大事になります。
前に紹介したブログの「得した時」などの、運任せのタイミングではなく普段から良くあるタイミングを使えばいいんです。
そのタイミングを見つけるためには、相手の動きをよく見ないといけません。
あまり、じろじろ見ていると相手も見られていることに気づいてしまい、余計にイライラしてしまうので、ひそかにちょっとづつ見てください。
そして、「今だ!」と思う瞬間にお願いするのです。
「でっ?それはいつなの?」と興味を持ってくれたあなたに今から教えます。
お願いするベストなタイミングはここだ
ベストなタイミングは、相手の仕事がひと段落した時です。
もっと良いのは、完全にその仕事を終わらせた瞬間です。
仕事が終わると相手は気持ちに区切りがつきます。
そして、終わったことで気持ちが「スッキリ」します。
区切りがついて、スッキリすると「さあ、次は何しようか!」と前向きな気持ちになっています。
人はこのような状態の時、こころが開きやすく、親切な気持ちになりやすくなるのです。
この効果を心理学では「ムード効果」と言います。
この状態の相手にお願いをすると、そのお願いを聞き入れやすくなります。
ちょっと、面倒なお願いでも引き受けてくれる可能性が高くなります。
例えば、重要な会議が終わった後のスッキリした顔の先輩に「会議お疲れ様でした!無事に終わったみたいですね!」とちょっと様子を伺い、「やっと終わったよ!」なんて言われたらチャンスです。
「せっかく仕事終わった先輩に仕事をお願いするなんて・・・。」と気が引ける思いがあるかもしれませんが、今ここがチャンスなんです。
せっかく、「ムード効果」が働いているのに、お願いしないなんてむしろもったいない!
そこで、「実はちょっと困っていることが・・・。」なんて言えば、相手は話をしっかりと聞いてくれます。
そして、あなたを助けてくれることでしょう。
タイミングに+αでさらに効果アップ
このタイミングがベストですが、さらに効果を上げることができます。
これをすることで、お願いを聞いてもらえる可能性がグッと上がります。
「それは、なにかって。」
答えは、相手を褒めるのです。
褒めて、褒めて、褒めちぎってください。
多少大げさでもいいんです。
相手はかなりいい気分になり、「ムード効果」は爆上がりです!
実はこんな実験がありました。
124名の男子学生に作業を行わせ、作業が終わった直後に「とにかく褒める」ことをしました。
その結果、学生たちは気分が非常に良くなったそうです。
この褒められた瞬間「ムード効果」が非常に高い状態であったのです。
そしてこの実験の追加効果して、褒められた相手に好意を持つことが分かりました。
先ほど、会議が終わった先輩に対して、「会議お疲れ様です!いや~先輩のプレゼンは最高でした!どおやったらあんなにうまく相手を納得できるんですか!?」と言ってあげましょう。
すると先輩はニヤケ顔で、話をしてくれるでしょう。
そこで、すかさず「こんなすごいプレゼンができる先輩にお願いがあるんですが・・・。」とお願いすれば、先輩も笑顔のまま、いい気分で引き受けてくれること間違いなしです!
もうこれで、あなたもお願いの達人です。
大事なことは、「相手が何か終わったタイミングで褒めた後にお願いする」です。
これが、ベストなタイミングです。
ぜひ、試してみてください。