自信と声の大きさについて
声を出して話をしているとき、自信がある人は必ず声が大きくなります。
アメリカのデイトン大学のチャールズ・キンブル博士によって、実験が行われました。
まず、101人の「男性50人、女性51人」の被験者に対し、選択式の質問を投げかけます。
この時、被験者が回答する声の大きさを調査しました。
その結果、自信がない人の声の大きさが平均58.47デシベルだったのに対して、自信がある人の声の大きさは平均で61.84デシベルだったのです。
人は自信があるときの発言は声が大きくなるとことが立証されました。
会話での相手の声の大きさを意識して
つまり、会話をしている時に相手の話している内容が信用できるかどうかを判断できることになります。
例えば、仕事で「この調査結果は、そのようにして集めたのですか」と部下に聞いた時に、部下がぼそぼそと「街中の人にアンケートをとりました。」と言った場合は、あまり信用できないですよね。
逆に、大きな声で「一日中駅前に立って、歩いている人のアンケートをとりました」と自信たっぷりに言われたら、ホントかどうかわからなくても、信用してしまいます。
このように、大きな声でしゃべる時は自信がある時なので、聞いた側もその自信が伝わり、信用してしまうことが多いです。
ただし、声が大きくてもなんだか歯切れの悪い口調や話の筋道が通っていない時はさすがに怪しまれます。
声の大きさで印象が変わる
このように、声の大きさは一つ一つの行動に対しての自信ついてだけでなく、話しているその人自身の印象にも関わってきます。
あなたが比較的小さな声で話していることが多い場合は、周りは「この人はあまり自信のない人なんだな」と思われてしまいます。
当然そう思われてしまうと、例え自信がある発言をした時でも、あまり周りから信用されなくなってしまうことがあります。
その点、普段から大きな声で話をしている人は、周りから「この人は自信に満ち溢れている」と思われます。
その結果、多少信憑性のないことを話していても、周りは「この人が言っているので間違いないだろうと」信用してもらえます。
そうなると、多少の嘘も気づかれずに済みます。ただし、嘘はバレると一気に信用を失いますので、多用は禁物ですが。
このように、自分の意見を通したい場合や周りに信用されたい場合は、日常的にハキハキと大きな声で分かりやすく話すことを心がけるのが大切です。