成功を追い求めること
仕事をするとき、成功するために努力していると思います。
もちろん、成功することは素晴らしいことであり、自分にとっても幸福感を得ることができるため、とても良いことです。
しかし、生まれて、一度も失敗をしないことなんてないですよね。
特に、子供のころは、失敗ばかりして、成功より失敗の方がかなり多かったと思います。
私も、子供のころは、ほぼ毎日何か失敗して、親に怒られていました。
でも、失敗していくうちに、だんだんと「これをしたら、怒られる。」や「これをしておかないと後で大変なことになる。」など、考えることができ、事前に対策することで、失敗を未然に防ぐことができるようになってきました。
このように、失敗➡考える➡対策を繰り返していくと、まずは失敗しなくなってきます。そして、それを積み重ねていくと成功につながり、成長していきます。
でも、大人になると、成功することに固執して、失敗するような仕事や出来事を避けるようになってしまうことがあります。
最初から「こうすれば成功する」と分かっていることで成功しても、成長はありません。
なぜなら、それは、ほぼ同じことを繰り返しているだけだからです。
それに、こうすれば成功すると思ってしたつもりが、実はうまくいかなくなった時、おそらくその人は何もできずに失敗し、終わるでしょう。
なぜなら、次に何をした良いのか全く分からないからです。
失敗の後の成功にこそ成長あり
生きていくことはゲームではありません。失敗しても、リセットはできませんし、攻略本もありません。
結果、想像ができないことに出くわすことになるし、困難も待ち受けています。
でも、この想像ができなかったことや困難を体験することで、自分に新たな感じ方や考え方が身につくのです。
失敗が多ければ、より多くの感じ方や考え方が得られます。
「だからこそ、人生は素晴らしい」と言われるのです。
例えば、上司から、新しい仕事を頼まれた時、上司は恐らく、部下に対して新しいことを経験させることで成長してほしいとの願いでいると思います。
しかし、成功に固執してしまい、「失敗したら評価が下がる」と考えて、上司から頼まれた、仕事を拒否してしまうと、この時点で失敗していなくても、実は、上司の評価は下がってしまいます。
表向きの評価としては、変わりませんが、上司の内面的な部分ではその部下に対する評価は下がっています。
その一方、失敗を恐れずに頼まれた仕事を受け、自分にできることをすれば、例え失敗しても上司の評価は下がらないでしょう。
むしろ頼んだ以上、上司にも責任があり、当然、部下の成長にもつなげたいので、失敗しても手助けをしてくれるでしょう。
そして、失敗を重ね、それを解決し続け、成功を収めることができれば、言い表せない達成感が得られます。
もちろん、成功すれば上司の評価も上がります。
人は、一度、達成感が得られると、またもう一度達成感を得たいと考えるようになります。
そして、失敗を恐れないようになります。
そして、自分が成長していきます。
勇気を持ちましょう
やはり、大事なことは勇気を持つことです。挑戦する勇気だけでなく、「失敗する勇気」、「誤りを明らかにする勇気」を持ちましょう。
失敗するにも、一つ注意があります。
同じ失敗を何度も繰り返さないことです。
同じ失敗を繰り返すということは、失敗したことに対して、何も考えず対策をしていない結果です。
これではいくら失敗して、何も成長しません。
相手がいる場合は、怒られるたり、呆れられたりしてしまいます。
失敗するなら、「新しい失敗」をしてください。
そうすれば、新しい考えが得られ、新しい対策が生まれます。
これからは、「失敗しても次がある」、「失敗しないと成長しない」と自分に言い聞かせて、新しいことに挑戦していってください。
仮に、大きな失敗をして、会社をクビになったとしても、今まで多くの挑戦、失敗を繰り返している人は、幅広い分野で成長していることが多いので、別の会社で採用されやすくなります。
例えば、事務をしていた人がプログラミングに挑戦し、プログラミングがうまくいったので、会社内に普及させるためにマネジメントに挑戦し、部下を成長するために教育に挑戦するなど、数々の挑戦と失敗をした人は、クビになっても必ず別の会社で活躍できます。
むしろ、別の会社で、さらに新しい挑戦ができるため、さらに自分を成長させることができます。
むしろ、独立した方がさらに多くのことに挑戦ができるようなります。
こんなうまい話は確かに、珍しいと思います。
でも、皆さんが思っているほど、失敗しても会社をクビになることはありませんし、生命を脅かされることもありません。
そもそも、死なない限り、何度でも挑戦できます。
苦しくて、絶望してもあきらめないでほしい。
あきらめない限り、成長します。
それに、失敗したって別に構わないのです。人に迷惑がかかったって、構わないのです。その後でいくらでも、逆転できます。
これからは、どんどん失敗していきましょう。