選択する時に十分な準備をすると後悔する
人生は選択の連続です。大きな選択、小さくな選択を繰り返し行いながら生きてます。
あなたは、新しく家電を買うときなど、どの商品を買うか迷いますよね。
そして、迷ったときにどれを選ぶかを決めるため、いろいろと調べて、自分にとって最高な商品を手に入れようとしていませんか。
確かにその場では、実際に自分にとって、一番良い商品を選んでいると思います。
しかし、その商品に対しての満足感も、最も得られるかと言いますとそうではないことが多いです。
なぜなら、「もっといい商品があったのではないか」と考えてしまい、後悔の気持ちができてしまうからです。
もちろん、これは人に対しても同じことが言えます。
「最高の結婚相手を探そう」とする人もまた、しあわせな結婚はできません。
結婚する相手の条件をリストアップし、その条件を全て満たす相手を見つけて、結婚したとしてもです。
結婚した後にも、考えた条件が頭の中に残り、「ひょっとしたら、もっと良い条件の人と出会えたかもしれない」などと考えてしまい、今の現状に満足できなくなってしまいます。
こだわりが自分の選択後も悩ませる
せっかく、いろいろ調べたり、考えたのに満足できないのであれば、どおすればよいか。
それは、あまり考えずに適当に選択すれば満足度が上がります。
商品を買うとき、「まあこれくらいので良いか」と決めてしまうとか、結婚相手も「まあ、性格も会いそうだし、気持ちが落ち着くから良いか」とその程度で決めてしまった方が、かえって本人の満足度が高いのです。
せっかく選択するために時間を費やしたのに満足できないのであれば、わりと適当に選択した方が満足度が高いのであれば、適当に選んだ方が得というものです。
これは、本当なのか疑問に思うでしょう、
そこで、心理学的な実験です。
アメリカの大学で実験が行われました。
実験は、大学のランクも、知名度もバラバラな11の大学の学生に、アンケートをとりました。
学生はいろいろな考えの人がいますが、「就職するなら、自分にとって最高の会社に就職したい」や「自分を採用してくれるなら、どこの会社でもいい」という人もいました。
アンケートの結果、「最高の会社」を選んだ学生は、あまりこだわりがない学生より、初任給が20%も高い会社に就職することができました。
この結果だけで見ると、「最高の会社」を選んだ学生が成功したことになるでしょう。
しかし、満足度を聞いたところ、「最高の会社」を選んだ学生は内定をもらった会社に対して、満足できていないことが明らかになったのです。
自分で選んだにも関わらす、「本当にこの会社で良いのか」と自問自答してしまって、いるのです。
本当は満足できているはずなのに、気持ちはその通りにはならないのです。
あまり考えない選択の方がよい
ある程度はいい加減に考えて、適当に選択した方が自分にとって幸せになります。
今の状況で、決めれる範囲の情報で決めた方が、納得がしやすく、満足度が高まります。
考えるだけ、時間の無駄です。
例え、その選択が悪い方向のことであっても、その時は満足しているものです。
後で、その選択を振り返ってみても、あれで良かったと思えるでしょう。
一流大学に行かなくても、一流会社に行かなくても、それがかえって自分には良かったことなんていくらでもあります。
自分で選んだことを信じて、前に進んでいきましょう。
後ろを振り返っても、良いことなんてありません。