してはいけないことってなに?
試験や試合の前はとても緊張しますよね。
そして、願掛けやいつも通りのことをすることで気持ちを落ち着かせて挑もうとするでしょう。
そんな中、絶対にしてはいけないことがあります。
それは、試験中や試合中に「クセ」を意識してしまい、直そうとすることです!
これは、例え悪いクセであっても、その場で直そうとしないでください。
絶対にです!
なぜかって?
それを今から説明します。
クセは普段からしている無意識の動き
クセは良くも悪くも自分が意識していない状態で現れることが多々あります。
なぜなら、毎日、自分が無意識にしている動きだからです。
この「クセ」をなぜ、試験中や試合中に直そうしてはいけないのでしょうか。
それは、「集中力がかなり低下して、実力が出せなくなる」からです!
「どれくらい、実力が低下するのかって?」
普段の1/3以下になります!
これを立証した実験があります。
イギリスのオックスフォード大学で、学生650人を集めて学力テストを行いました。
その時、以下の2つのグループに分けました。
- クセを自由に出していい学生
- クセを出してはいけないと事前に伝えられた学生
その結果、ナント!クセを出してはいけない学生たちは、いつもの1/3程度の点数しか取れなかったのです。
なぜなら、クセを出すという行動が、普段の実力を出すために必要なことで「緊張緩和」や「集中力アップ」につながっていたのです。
確かに、英語の文章問題を答えている時に、「アッ!しまった!貧乏ゆすりしてた。やめなきゃ!」と思っていると、文章になかなか集中できませんよね。
そりゃそうです。
無意識の行動に意識を向けてそれを止めようとすると、そちらに集中してしまうからです。
これは、試験中に限った話ではありません。
スポーツの試合中でも一緒です。
テニスの試合で、ボールを打つ瞬間に声を出すクセがあるのに、「声を出すな」と言われたらもう集中力がないも同然です。
一番集中する瞬間に、クセをやめる意識をしなければならなくなるため、もう試合どころではありません。
だから、試験中や試合中に「クセ」を意識してしまい、直そうとしてはいけないんです!
では、どうすれば・・・。
正直、試合中や試験中に「クセ」がついつい出てしまいそうになるのは防げません!
あなたの日常なのですから。
そのため、例え悪いクセであっても、意識しないでください。
では、どうすればいいのか。
答えは、簡単です。
日常的に出ないようするため、普段から悪い「クセ」、やめたい「クセ」を意識して、その「クセ」が出ないように行動をかえるだけです。
日常的にでなければ、試験中や試合中だけその「クセ」がでることはありません。
ただし、一つだけ間違えないでください。
よく、「自分が少しでも不利になるとすぐに負けを認めて、あきらめるクセがある」などの考え方については、試験中や試合中でも意識して止めるようしてください。
そもそも、これはクセではなく、あなたの思考パターンです。
やる気がなくなれば集中力は低下します。
やる気があれば集中力はアップします。
それだけのことです。
思考パターンだけは、意識してやる気がでるようにしてください。
最後にもう一度言います。
例え変なクセや悪いクセであっても、試験中や試合中に意識して直そうとしてはいけません!
集中力が低下し、普段の実力の1/3しか出なくなりますよ!