相手のしぐさをよく見よう
カフェで、仲のよさそうなカップルが向かい合って、座っていることろを観察してみると、あることに気づくと思います。
それは、お互い同じしぐさをしていることが多いことです。
例えば、片方がコーヒーを飲みだすと、相手もコーヒーを飲みだし、あくびをしたら、相手もあくびをする。椅子にもたれかかったら、相手ももたれかかるなど、同じしぐさをしていることがあります。
一見、これは、お互いが意識して、真似しているように見えてしまいますが、そうではありません。
これは、心理学では「同調」、別名 鏡に映ったように相手と同じ行動をとるという意味から「ミラーリング」といい、人が共通する話題で盛り上がったり、気分が良くなった時に起こる現象です。
この現象が起こるときは、お互いが同じしぐさをしていることに気づいていません。
無意識に同じしぐさをしています。
ですので、相手のしぐさをよく見てください。
自分がしているしぐさと同じことを相手もしていれば、相手も自分と同じような気持ちで共感し、気持ちが盛り上がっている証拠です。
意識的にしぐさを真似すると
つまり、同じしぐさをしているということは、相手は自分に好意を持ってくれているということになります。
そこで、この効果を有効に利用することで、相手の気持ちをこちらに向けることができ、好意を抱いてくるようになります。
さきほどは、無意識に同じしぐさをしているケースでしたが、今度は、自分が意識して相手のしぐさを真似するのです。
そうすることで、意図的に「同調」効果を発生させることができ、まずは相手は「なんとなく気が合う人」と無意識に思うようになります。
これを繰り返すうちに、無意識から意識的に相手に好意を持っていることに気づくことになります。
これは、行動だけではなく、言葉でも有効です。
例えば、「このケーキおいしい」と言われたら、こちらも「本当だおいしい」や「このイベントめっちゃ楽しみ」と言われたら、「私も楽しみなんだ」と返してあげてください。
そうすれば、相手はどんどん自分のことに好意をいただいてくれるようになります。
しかし、気をつけないけないことは、真似をするときに単なるモノマネをしてしまうと、相手も不自然に思い、「ひょっとして、バカにされてる・・・」と思われて、距離を置かれてしまうかもしれません。
しぐさを真似るときは、さりげなく自然に行い、ならべく相手の感情と同じになることを意識してください。
そして、毎回、同じしぐさをしていると、相手に意識的に真似していることが伝わってしまうので、時々しぐさを真似るようにしてください。
好意のサインを見つける
同じしぐさを繰り返していていくうちに、相手は自分に好意を抱いてくれているか気になるようになりますよね。
そんな時は、また相手をよく見てください。
相手が、話をしている時に良く目が合うのであれば、第一段階として、気持ちが自分に向いている証拠です。
次に、目を見てください、瞳孔が開いていたら、それが、自分との話が楽しい証拠です。
そして、自分が笑顔になった時、相手も自然な笑顔を出してくれていれば、これは好意を抱いており、「同調」を示していることになります。
自然の笑顔の見分け方ですが、これもまた、顔を良く見てください。
まず、人間は無意識に笑うときは、最初に口が動き、その後目が動くと言われています。
そのため、口の降格が上がった後に、目じりが下がっていれば、それは自然にわたっていることになります。逆に、口と目が同時に動いて場合は、それは意識的にわたっているので、相手の合わせているだけです。
次に、顔を左半分を注目してください。なぜなら、感情は顔の半分に出やすいからです。
ここでも、左半分の口と目を見て、笑っていればこれは、自然に笑っていることになります。
これで、相手の好意が分かるようになりますので、自分のしているしぐさが相手に効果があるか判断できます。
それともう一つ、相手の好意を持ってもらうには、一度に長い間、会話し、しぐさを真似するより、一回の会話は短くし、その時、さりげなくしぐさを真似る行動を、複数回に分けて数をこなす方が、より相手は好意をいただいてくれます。
例えは、朝の挨拶を毎日行い、相手の目をみて笑顔で「おはようと」言ってください。その時に、相手も「おはようと」返してくれて、髪を触っていたら、こちらも髪を触ってください。
これを繰り返し、時々、少し踏み込んだ話を少しの間してみると良いと思います。
これで、あなたも好きな人へうまくアプローチできる達人になれます。