真ん中に座る人
電車などの長い座席でどこにいつも座りますか。この座る場所で、性格が表れます。
席が空いている場合は、ほとんどの人は真っ先に、一番の端の場所に座り始めます。
これは、端に座ることで、どちらか片方が空いたスペースになるためです。
人は、見知らぬ人と一定の間隔をあけたくなる、心理が無意識に働くことが多いため、このようなことが起きます。
しかし、子供は人との距離感にあまり関心がないため、人のいない長い座席の真ん中に座る傾向があります。
大人であっても、この間のスペースが気にならない人が少なからずいます。
このような大人は普段の人との距離感についても、あまり関心がありません。
そのため、他人のパーソナルスペースに遠慮なく入ってくるため、「いきなり図々しい」、「なれなれしい」と思われ、居心地の悪さや落ち着きのなさを感じてしまうかもしれません。
実際は、そうではなく、人との距離感に関心がないだけなので、悪意はなく、仲良くなると実はとても良い人であることがあります。
初対面では勘違いされやすいですが、それだけで判断せずに、少し様子を見てあげましょう。
出入口付近を好む人
コンサート会場や講習会場、自由席の授業などで座る場所で人の心理が表れます。
前の方の席や中央の席などが空いているにも関わらす、出入口付近に座る人を見かけると思います。
せっかく何かを聴いたり、何かを学ぼうとしているのに主催から遠いとこでいるなんてもったいないですよね。
しかし、これには理由があります。
出入口付近に座る人の多くは、不安を抱えている人です。
不安と言っても、会場で事件や災害が起こるので、早く逃げれるようにするような不安ではありません。
自分自身に不安を抱えているのです。
そのため、自分はここにいても良いのか、この場になじめるか、みんなに受け入れてもらえるかなどと考えてしまい、不安になっているのです。
その不安から、すぐに逃げ出せるように出入口の近くにいることで、不安を軽減させているのです。
ですので、例え、前の方は中央などで席が空いていても、誘ったりしないで、そっとしてあげてください。
その場にいるのが、やっとの状態かもしれません。
誘っても、拒絶され変な空気になっても仕方がありませんので。
違和感を覚えても、不安を抱えてまでの来たかったんだなと思えば、きっと穏やかな気持ちで見守ることができます。
椅子に浅く座っている人
普段、リラックスしているときは、椅子の深くに座り、背もたれに持たれた状態でいることが多いと思います。
では、逆に椅子に浅く座っているときは、どおでしょう。
これは、緊張しているときや遠慮しているときに多く見られる座り方です。
これは、何か不本意なできごとが起きた時、すぐに立ってその場から立ち去ることができるように準備された状態です。
そんな時は、浅く座っている相手に対して、ゆっくりと優しく丁寧に会話することで相手の気持ちをリラックスさせてあげてください。
徐々に相手も深く座るようになり、心も少しづつ開いてくれます。
その後で、踏み込んだ話をするようにすれば、相手も椅子に浅く座った状態の時よりは、その話を聴いてくれるようになるでしょう。