尊敬度で身長がかわる？
あなたは、部下や同僚などと仕事の話をしている時に、ふと「この人、私のこと、どんなふうに思っているんだろう」と思ったりしませんか。
ましてや、相手に仕事のテクニックやコツを教えたとき「こんな方法があったなんてすごいですね！」や「やっぱ頼りになります！」なんて言われたりして、良い気分になるますが、「本当にそう思ってくれているんだろうか？」と疑問に思ったりしちゃいますよね。
そんな時、この質問をしてください。
「私の身長はいくつに見えますか？」
相手の答えによって、自分への尊敬度が分かります。
自分の実の身長より高い数値を言われた場合、喜んでください。尊敬されています。
逆に自分の実の身長より、低い数値を言われた場合、落ち着いてください。少し、軽く見られているかもしれません。
実の身長とほぼ同じ場合は、対等に見られています。
権威を見せると身長が高くなる
オーストラリアン・ナショナル大学のポール・ウィルソン教授が行った実験があります。
講義に参加している学生に対して、ある一人の人物を紹介します。
最初の教室では、そのある人物をケンブリッチ大学の「教授」と紹介しました。
次の教室では、その同じある人物をケンブリッチ大学の「学生」と紹介しました。
それぞれの教室で、そのある人物を紹介した後は、ある人物に教室から退出してもらい、身長は何cmくらいなのか聞いたのです。
その結果、「教授」と紹介した教室では、回答の平均が184cmとなりました。
対して、「学生」と紹介した教室では、回答の平均が177cmだったのです。
このように、「教授」＝「権威がある」=「尊敬できる」となり、そのある人物の身長が高く見えたのです。
実際との差が大きいほど明確な意思となる
実際の身長より、相手が想像する身長との差が大きいほど、相手が自分に対する気持ちが明確になっています。
例えば、実際の身長が170cmだとして、相手から175cmと言われたら、これはかなりの確率で尊敬されています。
1cm位の差であれば、正直誤差の範囲ですが、5cmともなると明らかに違います。
逆に165cmと言われてしまったら、なんだか腹が立ちますが、相手は自分を見下していることになります。
それに、大抵の人は自分が思っているより、少し高めに身長をいうことが多いので5cmも低く言われるということは、あまり気も使われていないことにもなります。
ですので、もし本当にこの「身長いくつにみえる」の質問をするときは、ある程度気持ちを整理したうえで聞いた方が良いです。
それに、会話の雰囲気でこの人は自分のことを良く思ってくれているんではないかと感じる時だけ聞くのもあります。
実際、私は後輩に「僕の身長いくつにみえる」と聞いたことがあるのですが、「自分と一緒くらいですかね」と言われて、結局良くわからなかったことがあります。
確かにその後輩は僕とほぼ同じ身長でした。
その後の、後輩の態度を見ていると、今思えば、そこからさらに突っ込んで「何cmにみえる」と聞かなくてよかった気がします。
このように、よくわからない方が良いときもあります。
聞いて後悔しないように気を付けておいてください。
