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なぜか相談されない
こんなコトありませんか?
仕事で明らかにわからないことがある部下が、上司である自分に相談してこないこと。
そして、同じ同僚に相談をしていること。
そこで、思います。
「あれ?ひょっとして、質問しにくいのかな!?」
「まてよ、この前に軽く叱ったから避けられてる?」
今後の人間関係に不安を感じることもあります。
安心してください。
相談してこないのは、あなたのせいではなく、避けられない心理が働いています。
そこまで、考えることができるあなたは、きっといい上司です!
相談されない原因は立場の違い
人は自分よりも立場が上と感じている相手に相談するよりも、身近で立場が同じか低いと感じる相手に相談する心理が働くのです。
例え相談した相手が、あまり頼りにならないと分かっていたとしてもです。
立場と相談に関する心理実験
今回も、実験の話です。
イギリスの研究者ウィリアムズ氏がこんな事をしました。
実験の参加者に以下の質問をします。
「パソコンが故障しました、どちらに相談しますか?」
以下の立場の違う2名の相談者を用意して、どちらに相談するのかを調査しました。
実験
- しっかりした服装の「偉い人」
- 気軽な服装の「お手伝いさん」
結果
その結果、お手伝いさんに相談する参加者が圧倒的に多かったのです。
この結果で、立場の高い人より低い人のほうが相談しやすい心理が働くと結論付けられました。
実際によくある部下の行動
実際にこんな事がありませんか。
あなたはエクセルの使い方でわからないことがあります。
「う~ん、困った分からない。つんだ・・・・。」
そこで、周りを見たところ2つ先の机でコーヒーを飲んでいる上司と、隣でモニターを見つめている同僚がいます。
まず、どちらに相談しますか?
ほぼ確実に同僚に相談するでしょう。
そういうことです。
上司に相談する時、部下はある程度自分で調べたり、考えたりした後でないと相談できないと思ってしまいます。
立場が上の人には、どうしても一歩引いて構えてしまうのです。
だから、相談してもらえないのは、上司のあなたが悪いのではないのです!
それでも、相談してほしい
相談されない理由は分かったはずです。
分かっていても「相談してほしい」と思ってしまうなあなたに、良い方法を教えます。
簡単な方法です。
相談される方法とは
それは、困った部下に笑顔で話しかけてください。
「どうしたの?」でもいい、全然違う話題で話しかけて後に、ふとパソコンのモニターをわざと見つめてあげてもいいんです。
すると、部下は自然と相談してくれます。
結局のところ、立場の差を縮めるのは笑顔とコミュニケーションが一番です!
これを続けるのが大事です。
相談される方法-実践編
ちなみに私も役職はついていますが、部下に対して自分の方が立場が上と思ったことはありません。
自分で雑用もすれば、掃除もします。
部下に仕事をしてもらう時も基本的に「お願いして、してもらえるか聞いてみる」スタンスを守っています。
そうすると部下もできるときは「します!」と答えてくれます。
できいなときは、「ちょっと厳しいです。」と言ってくれます。
そもそも、ブログでは「部下」と表現していますが、私は「部下」という言葉を意識していません。
自分のできない部分を手伝ってくれるもしくは、自分の不得意な部分をフォローしてくれる「仕事仲間」だと思っています。
自分のことは、「頼れるオジサン」になれればいいなと思っています。
実際はあまり頼りになっていませんが・・・・。
この部分については、いろいろな意見があると思います。
でも、私はこれでいいと思っています。
前に、同じチームを人に言われたことがあります。
「今の雰囲気は穏やかで心地よい」
これは、とてもうれしかったのを今でも覚えています。
話が少しそれてしまいました。
最後に復習です。
これを覚えておけば、きっといい職場になるでしょう!