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悪口は自分の評価を下げる落とし穴!

2024年1月6日

悪口っていいたくなる

こんな時、ついつい悪口を言っていませんか

上司から仕事のことで叱られた時。

「ちょっと、聞いてよ!さっき上司の○○からくどくど叱られてさ~。」と同僚に話したり。

学校の先生から態度が悪いと叱られた時。

「今日の先生の話ひどくない~?ちょっとガッカリした~。」とクラスメイトに言ってみたり。

親に思いっきり怒られた時。

「昨日さ~帰りがちょっと遅いだけで、お母さんにすんごい怒られてさ~。」と恋人に伝えてみたり。

こんなこと良くありますよね。

私もついつい悪口を言ってしまうことがあります。

なぜなら、話すだけでも気持ちがスッキリしますから。

やっぱり、自分に嫌なことがあったら誰かに話したくなってしまうもんです

話すだけならいいけれど

「誰かに話を聞いてもらいたい!」と思うのはごく自然なことです。

話すことは何にも悪いことはありません

大事なのは話す内容です。

嫌なことがあると、どうしてもグチっぽくなります。

そして、その話の中に叱った人のことを話した相手にも悪いイメージを持ってもらおうとして、わざと悪口を含めてしまいます。

ここに落とし穴があります。

当然、話をしている最中は相手も自分のことを叱った人に対して悪いイメージを持ってもらえます。

そして、「うわっ、そりゃヒドイ!」と言ってくれるでしょう。

相手に共感してもらったことで、スッキリした気持ちであなたは話を終わることができます。

では、話が終わった後はどうでしょう。

自分は叱られた本人であり、誰かに話までしているのでしっかりと記憶されています。

話を聞いた相手は、自分と同じくらい叱った人のことを記憶していると思いますか?

「当然そうだ!」と思ってしまうのですが、実はあなたほど記憶していません。

しかも、都合の悪いことに相手は「あなたが悪口を言っていた」記憶だけはハッキリと覚えているのです。

つまり、相手からしてみれば「あなたは悪口を言う人」というイメージが残ります。

これでは、まるであなたが悪い人みたいになっています。

「なんで?ホントに?なんで?」と思うでしょうが、悲しいことにホントです。

現実にこんな実験結果が出てしまったのです。

オハイオ州立大学の心理学者ジョン・スコウロンスキ博士が行った実験です。

実験の参加者たちに動画を見せます。

その動画の中で、登場人物Aが登場人物Bの悪口を言います。

「Bは動物が嫌いで、買い物に行く途中で子犬を蹴飛ばしていた」

という悪口です。

動画が終了し、参加者たちに登場人物について感想を聞いたところ「Aは嫌な人だ」と感じた人が「Bは嫌な人だ」と感じた人より、圧倒的に多かったのです。

なんと皮肉なことに「子犬を蹴ったBより、悪口を言ったAの方が悪いイメージ」で記憶に残ったのです。

なんとも納得できない結果ですが、これは心理学的にも認められており「自発的特徴変換」と呼ばれる効果が働いていたのです。

つまり、悪口を言えば言うほどあなたのイメージが悪くなっていきます。

「悪口はほどほどにしましょう!」

話をしたいのにどうしたいいのか

さて困りました。

「話を聞いてもらいたいけど、悪口を言ったら自分が悪い人になる!」

だから悪口はほどほどに抑えないといけないけど、やっぱり誰かに話を聞いてもらいたい!

「けれど話すと自分が悪い人になってしまうのでは!?」と考えがぐるぐる回ってしまいます。

そんなあなたに良い知らせです。

話し方は工夫すれば、あなたは悪い人どころか良い人のイメージがつく、とっておきの方法が一つだけあります!

「そんな方法があるの!?だったら最初からすぐに教えてよ!!」と思ったあなた。

その通りです。すみません。

でも、ここまで話さないと、きっと今から話す方法に納得してもらえないと思ったからです。

それでは、お話します。

とっておきの方法を。

それは「自発的特徴変換」の効果を使うことです。

「おい!バカにしてるんか!余計に悪い人になるだろ!」と怒る方もいるでしょう。

慌てないでください、それは勘違いです。

先ほどの話では「自発的特徴変換」はすんごく悪い効果に思えてしまいます。

そこに勘違いがあります。

この効果は悪いことのみに関係しているのではなく、良いことの時も関係しています。

自発的特徴変換とは、「話を聞いている人が聞かされた第三者の評価を、話をしている相手の評価と結びつける」ことなのです。

先ほどの実験のように、AさんがCさんに「Bは嫌な奴だ」と話すとCさんは「Aは嫌な奴だ」と思ってしまうことになりますが、逆もあると言うことです。

AさんがCさんに「Bは良い奴だ」と話すとCさんは「Aは良い奴だ」と思うようになります。

これを利用するのです。(^_^)b

叱られた後、話をしたいときグチはこぼしてもいいですが、叱った相手の悪口を言うのではなく、ウソでも良い事を言うんです。

「めっちゃ叱られて、正直へこんでしばらく立ち直れない。」、「でも、あんなに真剣に叱ってくれるなんて、上司の○○さん面倒見がいいのかも?」と言いましょう。

もうこれで、話を聞いた相手はあなたの気もちに共感してもらえるどころか、あなたに感動すら覚えるでしょう。

これで、悪口を言うことを減らすことができますね!

悪口の落とし穴に、自ら落ちることもなくなります!

そう、嫌な気持ちを話したいときは自発的特徴変換を使うのです!

なんだか覚えにくい単語ですよね。

言い換えます。

嫌な気持ちを話したいときは、ウソでも嫌な気持ちにさせた人のことを良く言おう!

あなたの嫌な気持ちが良い気持ちに変換され、評価まで上がります!

そして、いくらでも相談できるようになります!

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